arcanum_jp’s blog

おっさんの日記

日本史リブレット、縄文の豊かさと限界

 まだ続きます 

縄文の豊かさと限界 (日本史リブレット)

縄文の豊かさと限界 (日本史リブレット)

 

 

いきなり地球の周回軌道の話から入り、あれ?おれ縄文時代の本・・・じょう?もん?・・・と意識がすっ飛ばされそうになりながら読んでいると地球の気候は約10万年周期で変動しているらしい。その最後の氷河期が1万年前あたりに終わり気候の好転は人間に繁栄をもたらした。それが縄文時代ということらしい。

 

縄文時代の繁栄は基本的には自然の恵みによって持たさられていると言うのが本書でわかったこと。縄文時代に入る前あたりから狩猟と木々のナッツなどを食べながら移動していたが河川漁労という形態(川で遡上するサケとって保存して冬越すとか)で一定期間その場所に止まる、そして栗の木を大量に栽培しての大量入手、最後に海洋労漁が加わる。それらが土器、石器、当時の土地に含まれている花粉や貝殻などからわかっている。

 

縄文時代、集落は1、2件の家が集まり、それらが広い地域で集団を作っている。また、海洋漁労で取れた貝の干物?などは遠くの地域への交易で運ばれる。比較的小さなコミュニティで暮らしていたのか?と思っていたが縄文人は想像を超えて大きな範囲で活動していたらしい。

 

このように人間にとって自然の恵みが夢のようにわんさか湧いて出てくる世界でユートピアだったかと言うとそうではなく、本書のタイトルである豊かさの限界について、自然の恵みを基本にしていただけに、自然の変動により影響を受け、人口が激減したりしてる。相当自然に左右される社会だったようだ。

 

その限界に対抗し成功したのが農耕と言う事となる。本書では縄文時代末期にもヒエや粟、米の生産は土器やその他の証拠からわかっているが、基本は自然に育ったのを収穫するのみ。朝鮮からの渡来系の人々が灌漑設備を整え、計画的に米を生産していく。弥生時代の開始である。

 

 しかしなぜ米なんだろうか?日本の気候は湿潤で森林なので縄文時代の栗の木による食料採取が合っていた。米は森林のように湿潤を求める品種で日本の湿潤な気候に合っていたのだろう。

 

渡来人が目をつけたのが米じゃなく他の品種であったらこうならなかったのだろうなと。逆に、渡来人が試行錯誤の最後に目をつけたのが米だったのかもしれない。

 

面白かった。

 

読んでる最中のツイート

https://twitter.com/arcanum_jp/status/1217445122570215425

 

日本史リブレット、一揆の世界と法

 

一揆の世界と法 (日本史リブレット)

一揆の世界と法 (日本史リブレット)

 

 

最近このシリーズが読みやすくて面白く、はじめ3冊購入したのですがつい最近また2冊ほど購入してしまいました。それはまた後日。なぜに一揆?と言われると別にタイトル買いになぜ?と言われても困るのですが以前読んだこちらが大変面白かったので。

 

一揆の原理 (ちくま学芸文庫 コ 44-1)

一揆の原理 (ちくま学芸文庫 コ 44-1)

 

 

一揆のイメージと言うと生活に困窮した農民がコメ問屋を打ちこわしながら代官まで行進し打倒!と言うイメージだったけど、「一揆の原理」では実は一揆と言うのは、権力の打倒ではなく、どちらかと言うと年貢などの割合を交渉するなどの団体交渉的な側面が強いと言う事が書かれてあった。そのため農民一揆では武器は持たず農具を持っているし、幕府側も武器による弾圧というのは無いと。

 

この感覚は多分「菊と刀」で散々言及されていた「其の所を得」と言う感覚だと思う。江戸時代の明確な階級社会において、自分の階級での権利を守るという感覚だろうか。こう言う感覚では最近読んだ「近世村人のライフサイクル」でも紹介されていた。

 

最近どことなく日本の伝統とかそう言う言葉を聞くが、それであれば江戸時代の一揆のように日本人全体がもっと怒って良いのではないかと。江戸時代以前から続く伝統なんだから(笑)給与伸びない割には税金だけがゲフンゲフン・・・

 

本書でも同じように、一揆は反権力ではなく一定の目的を達成するための集団とし、一味神水を経て構成員の平等性(多数決)により神の意思と受け止め問題解決をはかる事としている。その中で、本書は一揆の構成員で守る「法」について書いている。

 

一揆はもともと鎌倉時代国人一揆など武士や僧侶が起こすものが戦国時代以降、農民が起こすというのが定着し(土一揆)武士は一揆という言葉を使わなくなったが、国人一揆土一揆の違いは明確な法を持つかどうか。その法が、一味神水して短期間に守る法から、地域がある程度紛争なく治められるよう領主間で恒久的に結ぶ法もあり、一揆の姿も様々なのである。

 

まぁ、守らないやつは即時成敗とか怖い事が書いてあったりするが、逃げてきた村人を匿ってはならないとかそう言った領主間でお互い不利益が出ないよう守るものも書いてあったりと中世の一揆が「一揆契状」という法でお上の支配を補完する治安維持を目的にしていたものもある。

 

それらは次第に先日読んだ「近世村人のライフサイクル」で読んだように村々の村掟に変わっていき武士による一揆は無くなっていく。と同時に江戸時代より一揆は法を持たない農民によるものとなり弾圧の対象となっていく。ここからが我々がよく知る一揆のイメージになっていくのだろう。面白かった

 

 

近世村人のライフサイクル (日本史リブレット)

近世村人のライフサイクル (日本史リブレット)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

杜コミ3・たんや、お品書き

こんにちは、レーザー工作好きな「たんや」です。ずん子さん姉妹といえばきりたんで、「きりたんや!」を略して「たんや」お酒飲んでる時にノリで付けた名前ですが、、、後悔はしていない(キリ!)

 

さて、杜コミ3も近づいてきましたがお品書きをここに置いておきます。どれも自分が日頃、楽しく作ったもので、末長く可愛がっていただけると幸いです。

moricomi.info

以下、価格はあくまで予定です。これ以上高くすることは基本的に考えていませんがあくまで予定です。

 

光るアクリルフィギュア

もともと自分がレーザーで工作をするようになったものです。アクリルフィギュア楽しいですよね。 

arcanum.hatenablog.com

 

<<ずん子さん>>

いきなりですがこれ非売品です。どうしてもと言う方がいらっしゃったら5000円ぐらいです。

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<<ミニ光るフィギュア>>

ミニと行っても前景、キャラ、背景とアクリル3枚重ねて立体感を出したもので、持つとずっしり重たいです。机などの飾りとして、仕事の合間に楽しむなどにどうぞ。5つほど持っていきます。5色ほどの光が順次光っていきます。大江戸ちゃんこは見本品として置いておきます。

各3000円。

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光る感じはこんな感じです(動画がピンボケすぎますが・・・)


光るずん子さんアクリルフィギュア(杜コミ3向け)

 

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アクリルフィギュア

なるべく大きめのアクリルフィギュアを作ってみました。大きめなので厚みは4mm板で重量感があるようにしました。

 

また、今回手違いでキャストアクリルで制作してしまったため強度に不安があるためイベント価格です。可愛がっていただければと思います。

 

設計ミスで台に接続する部分が合わなかった物があり、それらはヤスリで削っています。(更に安くします)それらは台と切り離せないため、現状お引き渡しとなります。

 

ずん子さん(大・160mm)

2500円

2000円

台に入れる部分が設計ミスで切り離せません。展示品、現状引き渡しです。

 

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台に入るよう削る際にちょっと連結部以外を削ってしまいました。気にならない方、ご購入ください

下記に挙げるアクリルフィギュアは各1500円(訳あり品1000円) です。

 

 東北3兄弟

ずん子さん(125mm)

イタコ姉(110mm)

きりたん(90mm)

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その他

中国うさぎ(110mm、訳あり品)

北海道めろん(120mm)

関西しのび(110mm、訳あり品)

九州そら(120mm)

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<<おまけ>>

中国のボカロの洛天依(Luo Tianyi / ルオ・ティエンイ)です。最近聴いてます。中国語で何歌ってるかさっぱりわからないのですが、にゃんにゃん歌うのでめんこいです。杜コミの趣旨と合わないため、展示のみです。

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コースター

桐のコースターとコルクコースターがあります。

制作過程

arcanum.hatenablog.com

  

<<桐のコースター>>

コースター立て付きです。桐の風合いを残すため印刷も白止めはしていません。画面中央の3姉妹はコースター立ての前方穴に入れて立てられますが、穴をつけていますのでキーホルダーをつければ何処へでも持っていけます。

 

30002500円。(写真下はコースター立てが切り出し失敗品で25002000円となります。仮組みしてみましたが失敗はなんの影響もありませんでした)

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 こんな感じで3枚収納可能です。

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<<コルクコースター>>

コルクにキャラクターを印刷したものです。カラーはUVプリンターでコルクの風合いを残すため白止めしていません。淡く印刷された感じがいいですね。

1000500円

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白黒のものはレーザー彫刻品です。色合いが濃いのから薄いのがありますがレーザーパワーを調節したものです。お好きなのどうぞ

 各1000円

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 キーホルダー

レーザーでアクリルを使うとどうしてもキーホルダーなんか作りたくなってきます。これも本当に楽しい!

arcanum.hatenablog.com

 

公式絵を使ったデザインは全て1点ものです。今回は和柄を中心にデザインしていきました。ホルダー部分に星をつけるなど色々と工夫しています。一部は裏側に皮を重ねるなどもあります。たんやなのできりたん成分多めです。

1000500円

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 <<おまけ>>

普段はこんな感じのキーホルダーを作って個人的に使用したりしてます。写真では載せないですが自分の子供の顔が載ったキーホルダーとか、、、

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購入者特典

ご購入者様には全員もれなく、今回参戦のラ〜メン組っ!さんの根付をお付けいたします。また、余った根付はイベント最後に行われる打ち上げで参加者さんのプレゼントにしたいと思っています。

 

なお、ライセンスに関して今回作成したものは、ラーメン組から当日版権の許可を受け製作し、杜コミ3限定で配布するものです。 

arcanum.hatenablog.com

そんならラーメン組さんの認知と、自分の配布物のため、キーホルダーでも作ってみようかと思いました。これ自体お金云々は関係なく、ただ単に認知度があがったらなと思いつつでした。当日商品を購入された方には無料で配布すればいいかな?と。また、残った分は当日のイベント後の打ち上げの配布物(プレゼント)としたいと思います。よろしくお願いします。 

 

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 当日こんな感じにまとめてますのでご購入者さまは、お好きなの取って行ってください。

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 お得情報?

キーホルダー、コースターの中には微細な傷などにより品質が保てないものがあります。そう言う作品に関しては200円にしてます。パッと見、気になりませんが自分が許せないので・・・

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おまけ

こんな感じのも持っていきます。ぜひ手にとってみてください。

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皮のコースターは作るのは楽しいですが糸の縫製がもう難しすぎて自分にはできないと思いました。

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ハンコ楽しいなと。ずん子さんイベントで使ってくれないかな・・・

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以上、よろしくお願いします。

田舎町の攻防、兄弟の確執果たして勝者は

もう時効だろうから流して供養

 

もう母も80歳を超えあと数年で施設に入りと言う形だろうなぁと実家に言って話していた実感だったけど、父親の次男にあたる子供が実家付近に住んでおり今度家を改築して親(三男)と住むようになると言う。あの町で自分の親戚といえばあの家が一番大きいだろうし後取りにも恵まれている。いよいよ実家周辺でのうちの家系は三男系に集約されていくんだろうと言う感じがしてきた。それとも長男のうちの兄貴が盛り返すか?

 

自分のうちは本家筋で長男は仙台に住んでいるし子供も娘だけ。次男の自分も実家には殆ど顔を出さないし元々お前はどこにでも行けと言われているから関係ない。姉は女性なのでとりあえず家を継ぐと言う事からは関係ない。そう考えると実家は自分の代で本家没落なわけで、母が死ねば否応でもそう言う形になってくるのだろう。墓守の話でみても実家近辺に住んで無い長男がするのも難しいしね。

 

この、親世代の兄弟間の諍いは色々とみてきたし、本当に田舎の兄弟喧嘩ってバカだなぁって感じしかなく、どうでもいいんだけど、(見て来たからこそそういう感想になった)兄弟通しが狭い地域に近くに住んでるとそう言う事が起きるのだろうなぁと。

 

 25年ほど前だろうか?実家は本家なのだが分家筋にあたる次男以下連合に強い嫌がらせにあっていた。次男は婿に嫁いだんだけどその嫁が母に変な対抗心を持っていて色々と母憎しから本家憎しに代わり、次男は次男で親がいなくなって兄貴に受けた恩を忘れて嫁と一緒に父に嫌がらせ。その次男と一緒になって嫌がらせをやってきたのが三男だった。

 

それが父の死の間際になり形勢が変わる。3男が父の死の間際を見て猛烈に反省かわからんが同情の意を示してきた。しかし次男はもう行く所まで行ってしまっており父に会おうとしても父もこんな姿を見せたくないとなり、会わず。そうだろう。本当に和解したくとも父から見れば死の間際まで裏切られたらどうしようもない。

 

父の死後、三男はあの地域で立場上は母を立ててくれたのでよかったが去年、別の親類の葬式で見たのが三男の子供、嫁、孫で葬式の場を取り仕切っていた。事実上本家筋が何もすることがなかった。と言うより突然すぎて何もできなかったと言うのが正しいだろうけど。本来なら本家筋の長男がキッチリやるべきだろうけどそうもいかなかった。会場に到着するだけで終わったからね。

 

そう言うのもあり「あぁ、、、」という予感みたいなもんを感じていたんだけど、冒頭で話した1件があり、母が死んだら家系はどうすんのかな・・・とか考えた場合に仙台に行ってしまった兄貴があの地域にまた帰ってくる訳にもいかず、ずっとそこで生活していた三男系が盛り立てていくのだろうなぁと。

 

正直母が死んだら良い思い出はありつつあの地域との地縁は切れてしまうわけで、かと行って同窓生などとは一部を除き顔なんか合わせたくもないわけで、どうでもいいんだけどと言う実感。どっちにしろ僕は本家筋と行っても傍流だから関係ない。

 

こう言う一件があり、僕はせめて兄弟だけでは絶対に喧嘩はしたくないなぁと、自分は兄を立てるし姉も立てるようにしてる。兄弟でああいった確執があると子供にも影響する。一時期親類関係が敵か味方か?みたいな感じで仲のよかった従兄弟なんかも疑惑の目でみてしまっていた。

 

ほんとバカらしい、バカ臭い、もっと言うが親たちのああ行った振る舞いを見ていてバカくさいと思った。多分あと数年であの地域との地縁は切れるだろうなあと正月を過ごしての実感

 

 

 

歯医者の恐怖

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画像は特に今回の話には関係ありません。だんだん絵がうまくなる娘の絵です。かんぁわいぃぃぃぃん。。。

 

昔被せた奥歯の銀歯が取れて新しく銀歯を被せた。かれこれ取れてから4ヶ月ほどかかった。え?なんでそんなかかるのよって?そこには長い、長い事情と、インターネット時代の身の回りに潜む恐怖があったのだ。

 

あったのだ!

 

 職場でご飯を食べてるときに何やら大きくて硬い石みたいなもんを噛んでしまい、あぁ、ご飯に石でも入っていたのかな?とみたらそれは銀歯だった・・・そこで急いで職場近くの歯医者に連絡して予約して治療が始まったわけだが、、

 

2回ほど鎮痛剤やってやっと3回目で型を取る前段階として土台を作る作業を行ったと。ちなみに最近驚いたのは、歯の治療にレジンが使われているのね。治療中に先生が歯を削った後なにやら白いのを塗って青い光を当てていたので聞いたのだが、あぁこれはレジンや!ってなった。

 

閑話休題

 

土台を作りさぁ、次の予約でやっと型取りや、、意気込んでいた所、ちょっと仕事の具合が悪く予約の日をずらしてもらうことに。そこで電話したのだけれど・・・

 

俺「022ーxxxーxxxx」に電話して・・・

 

とぅるるるぅ。。。とぅるるるぅ。。。とぅるるるぅ。。。

 

歯医者「こんにちはxx歯医者です、、、」

 

俺「あ、x月x日に予約の・・・」

 

歯医者「当院は院長の体調不良により9月で廃業することに・・」

 

俺「」

 

ええぇ?(;゚Д゚)(゚Д゚;(゚Д゚;)ナ、ナンダッテー!!

 

いや、こんなの初めてだよ、、今日日、歯医者なんて予約が結構きつくて次の歯医者どこにすっぺーーーとか思いながらもう近所の歯医者でいいべ、、、と予約するも次の予約日が1ヶ月後・・・とこんな調子で今日やっと銀歯を入れて治療が終わった。

 

で、ここからが本題

 

もともとかかっていた歯医者、なんで廃業なのだろうと、今はグーグルマップで「歯医者」なんて検索すると沢山歯医者なんて引っかかるでしょ?そこで見てみるといろんな人の評価、口コミなんてのも見れる。以前そこの歯医者に初めてかかったとき、単純に職場に近いから帰りがてら行けるね☺️なんて思いつつかかっていたんだけど、かかりはじめてからグーグルの口コミ見て驚いた。

 

そこには沢山の人の悪評、悪評、悪評、、そして先生と思われる人の謝罪と説明。そして1件だけの評価する口コミ。あぁぁぁ!これは凄いわ、、自分自身は余計なお世話な話が多いなぁ(この治療には原価がこれでこれこれしかかかってないのよ!とか、この薬は昔からあるけどこれからも変わる事はないだろうとか)あぁそれ言っても正直、知らんがな、、、な話はあるものの、オーラルケア(日頃の歯磨き)の方法を教えていただいたりと、それから毎日きっちりするようになったので、別に悪い病院では無いないと思っていたのだが、人によっては例えば治療で歯カスが付いていたのを指摘されると屈辱と感じる見たいだねぇ、、、と。いやそれ逆キレだろ、、、1件だけ付いてた評価してた人も同じように思ったようで、言い方云々はあるけど、情報としてはとてもよく公開してくれる先生で自分は良いと思いましたよ的な。

 

以前治療して頂いた時に自分自身は良かったので今回の件でもお世話になったのだが、途中で歯医者がなくなってしまうという・・・いや、寝耳に水とはこの事だよなぁという気持ちで正直どうすれば良いかわからなかったぞなもし・・・

 

それでネットにそんな悪評書かれたらたまったもんじゃ無いだろうなぁと、そして一旦廃業するって選択になったのかなぁと、憶測だけど考えてた。今はもうグーグルマップ見てもそこの場所にはピザ屋があったりして、実はあそこに歯医者はあったのだろうか?実は俺は狐か何かに騙されていたとか思うんだが。

 

スマホのアプリなんかも評価1とかみると、どう見てもそれ書くか?ってのあるけど、主語大きくして悪いけど日本人の行動ってのはほんと減点方式なんだよなぁと。生産性が無い話を書くのはどうにかならんのかねぇと・・・

 

悪評しか書けねぇテメェらのせぇでコッチは余計な出費かかったわ!

 

タイトルについてだけど、恐怖の歯医者、ではなく歯医者の恐怖としたのはこう言った最近の口コミってのは一般客を主戦場とする事業者にとっては本当に恐怖だろうなぁと今回のを受けて思ったからでした。

 

そして被せてから初のごはん、いやぁ、、噛み締められるってホント、幸せだなぁと思いつつ、毎日のオーラルケア大事だよねぇと自分を反面教師にして息子、娘に話していたのであった。

 

これが今日見た僕の歯。しかし歯並び悪いなぁと・・・

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母の話。どぶろく。役所に見つかるかの住人の攻防

母は終戦が小学校1年とのことなので戦時中から戦後ちょっとした間だろう。母が小学生ぐらいの話。

今はもう作っていないが、この季節になると母は少量のどぶろくを作って家族で飲んだりしてたんだけど、自分もあの、酸っぱい酒の味は忘れられず。そう言えば酸っぱいからヨーグルトを少量入れると味が改善するって聞いて市販のヨーグルトの乳清を入れたら本当に酸っぱさがまろやかになってそれ以来ヨーグルトを入れるというのは必須になったなぁと。しかしヨーグルトを入れると味がどうしてもヨーグルトの味に似てしまうのがアレだった。

閑話休題。ここからが本題。

お酒に関して母が小学生頃の当時はゆるやかで、といってもどぶろくの話なんだけど。どぶろくなんて昔の農家はどこでも作っていて冬は普通に母もどぶろくを飲んでいたようだ。え?小学生ぐらいなのに?話を聞くと、喉が乾くと自分のお椀をどぶろくを貯蔵している亀に突っ込んでお椀一杯すくって、つるっと飲んでいたそうだ。そう、おいしい水代わりみたいなもんだっったんだろう。アガジべべ。そんな風に普通に作るものだったらしい。

ちなみに昔の農家なんてなんでも作っていて、空いた山あいの土地に蕎麦を栽培しては蕎麦を食べていたし、納豆なんかも自家製で作っていたようだ。ただし、売っているものとは違って納豆なんかは糸がひかずポロポロとしてたので食べて美味しいか?と言われるとまた別の話なんだそうだ。だから、お小遣いでもらった5円だか5銭だかで当時の豆腐屋さんに行って納豆買ってきて食べてたそうだ。(確か蕎麦1杯が母が高校のとき16円で先生に奢ってもらったと言っていたので5円だったのだろう)

また話が脱線した。ただし、それは表向き、酒は当時作ってはいけないものらしくどぶろくも例外ではなかった。時々官憲が抜き打ちで検査に来たそうだ。どぶろくつくっていないか?って。母の実家は山の上にあり、始めに狙われるのは山のふもと、、、その山のふもとにある家が検査されると回りでは騒ぐそうだ

どぶろく検査だぁぁ!」

村は騒然となり村の外にいたものたちは皆散っていく、そう、自分の家のどぶろくを守るために。

官憲は村の家々を順繰りにまわってどぶろくがあるか検査をしていく、当然はじめに書いた通りどぶろくなんてどこの家でもつくっていたから亀を家の前に引っ張りだされる。母の実家は村ハズレの山の上にあったのでそう言う状況を見ながら、はやく自分のうちも、、、そして通常家の裏手に置いてあるどぶろくの亀を大人が総出で裏山の上の方に持っていくそうだ。。。

かくして母の飲むどぶろくは守られた。

「日本史リブレット、破産者たちの中世」これは残された文書から見るサスペンス。歴史とはこんなに面白いんだな

 

破産者たちの中世 (日本史リブレット)

破産者たちの中世 (日本史リブレット)

 

 

 はじめにで書いてるが、中世の破産者(達)の末路を書いて喜ぶ本ではなく15世紀京都で起きた一つの裁判記録からの分析。

 

しょっぱなのこの一文でぼくのこころはかきみだされた!なんだつまんねぇじゃねぇか!もう買って手元にあるのに!

 

もっとも本書は、彼らの放蕩な生活ぶりとか惨めな末路とかを描こうというのではない。だから、そのような期待をもって本書を手にとられた読者には、おそらく期待はずれになろう。

 

しかもこうも言う。

 

また対象とする時代も、「中世」とは謳いながら直接には十五世紀京都で起きた一裁判を取り上げるにすぎない。この点でも読者の期待を裏切ることになるかもしれない。

 

しかしこの僕の残念感は良い意味で裏切られる事になる。この著者、こうなることを期待して書いていたのなら本当にすごいやつだな!

 

一見、債務者の了承無しで質流れを売れないなど債務者有利な中世の制度で債権者はなぜ金を貸す事ができるのか?また借金を回収できる何か?があるのではという本。 

 

はじめにこの本の元となった裁判についての記録から入る。足利義教時代の「御前落居記録」と呼ばれる裁判記録、72件の裁判記録なのだがその中の16項、尾張某が禅能なる人物に貸した返さない、いや返したの話で訴え出たなんの事はない訴訟の記録から債権譲渡の話へ発展する。

 

松梅院禅能(しょうばいいんぜんしゅう)なる人物が借りた借金が誰に返したが自分はその債権を譲渡されたから返していない。だから返せ。その債権の譲渡の道筋をたどるとA➡️B➡︎C➡︎Dと果てない。その中で禅能はここで返していると言う。質流れは勝手にできないが債権譲渡は普通に行われていた模様。

 

今でも債権は譲渡されるとどこに行ってどう返ってくるか分からないけど、この時代でも債権と言うのは貸した借りた本人たちから離れると話がややこしくなってしまう。しかし義教はその話の隙から嘘を見抜き、債権は譲渡されておらず個別の債権でまだ返してはいないと言う。と言うところで裁判の記録は終わる。そういうところ。面白いな。これサスペンスドラマでやったら面白い。

 

しかし本書の殆どはこの禅能なる人物の周辺の歴史を紐解き、この裁判が起きた事情へと続く。日本史の時間。この話が非常に面白い。松梅院禅能、北野社(北野天満宮のこと)が寵愛を受けた足利義持なる人物、父親は義満で一休さんと言えば僕らの世代はあぁあの時代かとなるだろう。この人物が死の間際に義教を後継に指定せず死んでしまったため、幕閣によるくじ引きで義教が将軍として決まった。

 

さぁ、前代未聞のくじ引きにより決められた義教は心穏やかでは無い。義持時代の全てが憎い!憎すぎて禅能を追いおとす。その中で裁判により禅能を追い詰める。裁判により借金を返す事となたわけだけど、その方法が所領の年貢から返していくと言うもの。なんだ生ぬるじゃぁねぇか?身ぐるみはいで簀巻きにして寒い中放り出してしまえ!とまでは言わないが思ってしまう。

 

この時代禅能などが運用資金としてお金を引き出すのは何も所領の年貢からだけではなく、土倉(どそう)と呼ばれるお金を貸す組織があったようだ。この土倉から借りた金を返さないと言うのが先の裁判。しかし本書によるとこの土倉、今の銀行顔負けの運用を行なっており、金主となる人は身内によるがっちり固めた形態から、見ず知らずの人から小口の金を集めて運用すると言う方法、まさにこれ今の「銀行」じゃねぇか!とか。

 

その土倉は本書の元になった、質物を勝手に売れないなど債務者有利な制度のなかどうやって金を回収していたのだろうか?それが本書のなるほどぉ・・・となる部分で、読むと面白い。

 

とりあえず間違いもあるかもだけど、メモっといた僕のツイート