arcanum_jp’s blog

おっさんの日記

お台場 実物大ガンダム

 今年最強のおっさんホイホイ。会場が東京なんで行くことは無いなと思っていたんだけど、ちょうど出張があったのでついでに見てきました。あと、行くことを会社の同僚に話したら「ガンダム・エキスポ」なるものもやっているそうなので、そちらにもお邪魔してみました。

ガンダム言う前に、会場になったお台場って何よ!

 会場はフジテレビなんかがあるお台場。お台場に行くために初めてユリカモメに乗って行ったんだけど、切符買うまで列に並ばされて30分ぐらいかかった上、すごい込み合って死ぬかと思った。ユリカモメっちゅーのはいつもこうなのかなと思ってしまったけど、ガンダムの他に「お台場合衆国」というイベントもやっていたかららしい。


 運よく席に座れている家族がいてオトーチャンが子供に「・・・お台場って言うのは、外国の船を追っ払うために作った砲台の台場のことだったんだよ。そういう歴史的なことも知らないとダメだよ。」って言っていて、うーん、ほのぼのだねぇ、オレもアンな風に言えるかなぁ・・・なかなかイイ事を言うオトーチャンだなぁと・・・それでWikipediaでちょっと調べてみた。

嘉永6年(1853年)、ペリー艦隊が来航して幕府に開国要求を迫る。これに脅威を感じた幕府は、江戸の直接防衛のために伊豆代官の江川太郎左衛門に命じて、洋式の海上砲台を建設させる。工事は急ピッチで進められ、砲台は1854年にペリーが2度目の来航をするまでに一部は完成し、品川台場(品海砲台)と呼ばれた。お台場の言われは、幕府に敬意を払って台場に御をつけ、御台場と言ったことからきている 。

Wikipedia:お台場 - Wikipedia

 なるほど、そうだったのか・・・見知らぬ家族の会話だけど聞き耳を立てなけりゃ今でも知らなかったよ。ありがとうオトーチャン。そのオトーチャンは続けて「昔はちいさな島だったんだよ」と言っていたので「へぇー」と思い、また調べてみたんだけど、以下で昔の古地図を公開していた。

現在、第3台場と第6台場が現存しており、第3台場がお台場公園として一般に公開されている。

http://www5a.biglobe.ne.jp/~tsukuba/Ryo/Html/Sinaga.htm

 できれば写真も見たいと思い調べたら、航空写真すがこちらで見ることができます。これで見るとオトーチャンの言っていることがよく分かります。小さい島だったのを埋めて立てていったわけですね。しかしこのサイトGJ

 現存するお台場の航空写真を、時系列順に並べて、全く同じアングルで切り取り、その変遷をまとめてみました
https://www.dumbonet.com/odaiba-history/

Page Not Found – dumbonet systems|ダンボネット・システムズ株式会社

2023/10/13追記:上記のURLは変更になってます。ドメイン変わってCMSを利用するようになったみたいですね・・・
www.dumbonet.com



 お台場・・・と言うより有明は初めて来たけどなんか違和感が・・・このデジャブ感は何だろう。夕暮れの岸壁でゆったりするカップル、きれいな夜景、奇抜な建物によく整備された道とよく整備された小道、埠頭とや商業施設と居住地域が隣り合わせの所なんかもそうだしアミューズメント施設も。日本というより、新婚旅行で行ったハワイを思い出す。そう、ここはこれからは日本の夢の島「リトルハワイ」と呼ぼう。こんな気持ちのいい景観に簡単に来れる東京の人が心底うらやましいと思ったよ。

名画も自分の目で見ないと迫力が分からない

 このお台場のガンダム自身は制作費が何億円かかったか非公開だそうなのだけど、大半はイベントでのグッズ販売で殆どまかなえるという。すごいね、ガンダムパワー。


 しかも300,000,000円(3000億円)の経済効果があるという。自分も今回来ることは無いと思っていたので10,000/300,000,000円分の貢献をしたかと思うとオレすごいなと思う。(残念ながら促販品は長蛇の列で買えなかったので、宿代とかメシ代、電車代とかいった金額)


 会場は土がむき出しのところで*1、大勢の人がタムロしてますのですごくホコリっぽかったです*2。実際マスクがほしいと思いました。クマゼミがシャワシャワとうるさいのも暑さに拍車をかけるしね。


 そのホコリがガンダムの足の下の方にたくさん付いていて結構汚くなっていた。でもガンダムウォー*3でみんなペタペタさわるので、またの下あたりはすごくきれいなのが笑ってしまいましたが。


 正直でっかいガンプラだね。あの部分をこう、動かしてポーズをつけたい・・・とか思ってしまう。もっと言うとガンダムは仏像でしたね、モノ言わぬけどその存在が拠り所みたいな・・・。時々(30分に1回)動くという奇跡で地を這う民たちを驚愕せしめるって言うか、大魔神みたいな感じ。今にも動きそう。


 この大きさは写真では分かりづらいと思います。名画も自分の目で見ないと迫力が分からないように、この等身大ガンダムも自分の目で見ないとこの大きさ、迫力、会場の熱気は伝わらないと思います。このガンダムを見るきっかけを作ってくれた会社に感謝。行くことを許してくれたカミさんに感謝。




会場に向かうと・・・見えてきたぁ


この圧倒的存在感!


木陰から・・・


たまに煙を吹きます。


ガンダムの足型(歩いた跡らしい)があることも忘れちゃいけません。結構みんな気づいていなかった・・・


こんな風に会場にはセミが至るところにいます。シャワシャワうるさいぐらいです。


逃げ惑う土着の民たち・・・そして鬼子母神ガンダムの目は光り・・・


ゆりかもめの駅「船の科学館」から


夕日にそびえ立つガンダム その1


夕日にそびえ立つガンダム その2


消灯、おつかれさん


埠頭の夜景



ガンダムエキスポ

 
 ちょうどやっていたガンダムエキスポにも顔を出してきました。ガンダム見た後、台場駅から国際展示場までユリカモメで行こうとしたんだけど、台場駅を見た瞬間・・・萎えました。切符買う列が、3列で300mぐらい・・・しょうがないんで、そこから国際展示場まで歩いて移動しました。結構暑かったんだけどがんばって行きました。





おお!ザクが量産されている!しかも動いている、回転寿司のよう・・・一応写真を撮ったけどボケボケ。こりゃダメだわ。


 このイベント、苦労して行って金払った割りには何をしていいのかハッキリしなくて何かお得感が無い感じがしました。ココは写真撮っちゃだめだの、立ち止まって見ちゃだめだの、ステージショーは見てだめだの*4、後から言われる。そういったところがちょっと残念かな。中ですごく冷めちゃった。

帰り

 来るときのようにユリカモメはすごく混雑しているだろうと思い*5、お台場から日の出埠頭までは船で帰りました。正直このルートはモウケモノでした。船自体にはお客さんが数人しかいないし、船をなでる風のなんと気持ちのいいこと。


 おまけに見えないと思っていたガンダムも最後に遠くに見ることができたのでラッキーでした。今回はガンダムが目的でしたが、別目的でお台場に行く時もルートはお金に少し余裕があるんであれば船のルートがお勧めかな。きっと気持ちよい時間をすごすことができますよ。
 
 

んぁ?オラ、ガンダヌなんぞしらんぞ


ゴルァ!何コッチ見てんだよ


手を振ってくれました。自分は恥ずかしくて手を振り返せませんでした。


見えないとは思っていましたが、最後に見ることができました。


レインボーブリッジをくぐり、有明旅行は終わり
 

おまけ

 こんな人もいました。


スタッフか何かと勘違いされたらしくて、みんなからパシャパシャと勝手に写真を撮られていました。


脚注

*1:一説によると、いろいろな理由があり、もともと芝生が植えてあったところをはがしたらしい

*2:公園に入った瞬間に、土のにおい、いやホコリが当たりを漂い・・・

*3:ガンダムの股の下をくぐるのを言う

*4:3日間のスタッフ配置コスト考えたら塀でも作りゃ良かったのに!

*5:日の出駅で乗った感じでは実はそんなに混んでいなかったと思われますが