羊の木（１巻）、ヒストリエ（７巻）

羊の木

羊の木(1) (イブニングKC)

　以前なんとなくイブニングを手にとって見るとこの漫画の初回だった。凄い設定、どうなるんだろう、もうね、初回からクギ付け。過疎化が進む町に極秘裏に１１人の刑期を追えた元受刑囚を受け入れる。知っているのは市長と、茶のみ友達？の月末、大塚の３人だけ。そういえばそうだよね、犯罪を犯して刑期を終えた人達ってどのようにまた社会に溶け込んでいくんだろうか。もしかしたら自分の近くにもいるかもしれない、いないかもしれない。

　巻末には原作の山上たつひこ氏と作画のいがらしみきお氏の対談があって、裁判では裁ききれない部分を感じたいという事であった。受刑者とかそういう括りではなくその人本来の持ち味が、自分にとって生理的に受け付けられるか、受け付けられないか、また感情的に嫌かどうか、人が邪悪なものを避けて生きていくために必要な感覚的な部分。そういった部分を描いているのだそうだ。感情的、皮膚感覚な部分では月末が、それらを説明するような部分では大塚が話を分かりやすくしている。それにしても面白い。これ、最後どうなるんだろう・・・

ヒストリエ７巻

ヒストリエ(7) (アフタヌーンKC)

　キター！もう面白いね、