arcanum_jp’s blog

おっさんの日記

MSX30周年記念企画 スロット&スプライト 補講トークショー に行ってきました。

2013年MSX誕生30周年を迎え、週刊アスキー週アスプラスにて MSX30周年記念企画 スロット&スプライトを掲載させていただけました。
しかし、誌面の都合などであの誌面では伝えきれなかった内容も多々あります。


その憂さ晴らし(?)を含め、今回の記事や、MSXマガジンを肴にMSX30周年を共に楽しんで行きませんか?

※基本、素人おっさんのトークショーですので過度な期待はご遠慮ください

MSX 35th Anniversary (unofficial)

 ブログ書くまでがイベントですよ!キリ!っと言う事で、感想などつらつらと。


 当時、MSXを知る同僚に声をかけ一緒に行きました。多分一緒に行ってくれなかったら小心者の自分は行っていなかったかも。正直面白かったです。自分は(たまたま)MSXを買った人でそこからプログラミングを覚えベーマガベーマガとか言いつつゲーム作って応募したりMSXマガジンも当然読んでましたし、MSX FANなんかもプログラムポシェットの頃から読んでいたわけですよ。そしていつかはオレのプログラムを載せてやるぞ!って。でも、こういう話ってどこでもできないんですよね、心の奥底にあり、たまに心の深層の闇から浮き上がってくる。でも話せる人なんかいない。


 今日のイベントにはあの頃、同じようにMSXにかかわり、もしかしたら自分と同じようにプログラム作ってベーマガやMマガに投稿してた奴かもしれん、もしかしたら今でも何かしているのか?ってMSXと言うキーワードで同じ仲間たちが集まっている、ちょっとわくわくな場所でした。まぁついに誰にも話せやしませんでしたが・・・orz...

 
 トークショーのホストの方はTwitterでフォローしている @MSX30th で、ええ!いつも知識量すごいなぁって感心してた人ですが、どんな人なのかなと思っていましたが実はMSXアソシエーションの中の人(っぽいww)だったんですね、あとMSXマガジン永久保存版1〜3を作った人。なるほどいつもすごい知識量で感服していたけどやっぱその道の人だったんだね。内容は面白すぎました。笑いあり、疑惑あり、涙もほろっと・・・(これはウソです)会場はたえず中年どものドっというむさい笑いの渦でした。(自分もむさい中年ですが)


 現、金沢大学教授の大野浩之さんを迎え、ラズベリーパイを使ってMSXのVDPをHDMI経由で画面に表示する話、それができるとラズベリーパイの可能性から色々なことができる事。これはMSXを除いた話としても面白い実験でしょう。本末転倒だけど面白い!ってのが印象的でした。そうだよね、面白いの一番。あと、最近話題の3Dプリンタの可能性ですね。


 MSXマガジン最後の編集長、宮野洋美さんの話も興味深いものでした。若くして編集長になった真の理由とは、、、あのころの業界にいた人にしかわからない事情、そして今明かされる真実達・・・少年から青年になる僕の心をわしづかみにしていたあの頃、そんなことがあっただなんてぇ〜〜〜〜〜〜(どんな話だったかは書けません。書いたら私、消されます)始まって「なんでこのイベントU-stream中継しないの?」って思ったけど・・・これはできんわ・・・


 話の中で自分自身興味深いと思ったのは、普通の人にとってはMSXだの昔遊んだものの話題ってのは「祭り」なんじゃないか?ってことですね。確かにそうですね。「あぁ、ラジオからYesterday Once More流れてるね・・なんか懐かしいね・・・」とか言うのを聞くと即座に「カレンは今の俺の青春だボケ小娘が!」と反応してしまうアレと同じ心境です。懐かしいねって思ってくれる人はその時の感情で祭りを経験するわけです。そして購入したりする。今でも青春の人は黙ってお布施をするわけです。まぁ明らかに僕は後者なのですが。


 もう一個、興味深いと思ったのはMSX3の話。これは何度かネットとかTwitterのTLを見ていると何度となく出てくるけど、今日の落としどころはちょっと違っていて、画像だの音楽だのってのはもう今のPCで満足している、自分なりに書き換えられるという部分でMSX3なのではないか。と言うこと。これはちょっと衝撃的でした。いままで何度となくこんなハードウエアで云々・・・ってのは聞くのですが、どれもなんか「んな、今のPCを凌駕できるわけじゃないし・・・だれがそれを使うのだろうか」と言うところに帰結するわけです。


 似たようなのでは、ベーマガとかの投稿雑誌をどう復刊するか。これも同じで人々の興味が先鋭化、個別化している中でどうやって一つの雑誌と言う形態に注目を集めていくのか、まぁ無理ねって帰結するわけです。「でも、やってみたいよね・・・」この心に自分もいつも動かされますし、今のベーマガはどうすれば受け入れられるのだろうかとかちょっと考えてしまうのです。


 でも今日の聞いた言葉は書き換えられるMSX。なるほどなと思いました。そのために1チップMSXの仕様もそれがしやすいようになっている事。そしてマニュアルにはシレっとしか書いていないけど、いろいろなことができる事・・・(この辺は書いていいのかわからないので書けませんが)


 しかし、主催の方々が実に楽しそうだなと思いました。自分はIT業界の一端にいますが、あれほど楽しく話すことができるだろうか。IT業界はものを作る仕事みたいに感じますが、そのモノはお客様のモノであって自分のプロダクトではない。みんな自分は何も生み出していないよねって悩むわけです。でも主催者の方が行っている活動ってのは、昔好きだったMSXが高じて雑誌(ムック)を作ったり、Twitterから週刊の記事へと確実に自分の生み出す物を作ってそれがビジネスになっているわけです。楽しそうだよね。今日、そんな楽しい時間をいただいた事に感謝するばかりです。

 あと・・・

 MSX永久保存版4が出てほしいと思う人は、「週刊アスキー」「スロット&スプライト」でしらべてそこでツイートなりすること。

 MSX永久保存版4が出てほしいと思う人は、「週刊アスキー」「スロット&スプライト」でしらべてそこでツイートなりすること。

 大事なので2回言いました。以上。

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