arcanum_jp’s blog

おっさんの日記

「PCN仙台:BASICプログラミングを学ぶワークショップ」に行ってきました

日 時 2015年6月20日(土)13:00〜16:00
場 所 エフエム仙台Date fm)1F会議室 MAP
対 象 小学生〜中学生
(※小学生の場合は保護者同伴)
参加費 ¥1,500-(こどもパソコンIchigoJam キット代)
講 師 PCN松田・PCN仙台 志賀
電波新聞社 大橋編集長

PCN仙台 プログラミング クラブ ネットワーク センダイ

おお!麗しの大橋編集長様!

 子供にプログラミングを覚えてほしい、あわよくばゲーム一緒に作ろうぜ!とか思いながらラズベリーパイとか色々なゲームのワークショップが都合がつかず行けずじまい、、、そんな折にこのワークショップが、、し、、しかもBASICマガジンの大橋編集長がいらっしゃる!!俺のゲームを採用していただいたあの編集長がである!


 と言う事っで、子どもが行くまいが参加決定ですです。なに、、ポケモンセンターとマックとケーキだなwと言うドス黒い考えが僕の中に育つのはそれほど時間はかかりませんでした。「僕を見て! 僕を見て! 僕の中のモンスターがこんなに大きくなったよ」(ウソです、しっかりと息子は行きたいと申しておりました)


 場所はFM仙台の1階でした。え?なぜ?こういうイベントでFM仙台が!と思いましたが、帰る前に綺麗なスタッフさんに聞いた所、数は少ないですが、色々とイベントの場所提供をしているとのことでした。

悪戦苦闘の1時間を過ぎて

 今回はイチゴジャムのキットを作る所から始めるという、ハンダこて超初心者親子にはハードルが高いなぁと思っていましたが、子どもの方がうまいんですよね、、結構きれいにつけるもんだなと思いながら見てました。ただ、基盤が出来上がって1回目のテストでは画面が映らず、ハンダをちょっと直してもらいました。(しかも大橋編集長にです!✌('ω'✌ )三✌('ω')✌三( ✌'ω')✌)






 結構1時間に子どもがハンダこて使うのをハラハラドキドキ見ていたため結構ヒットポイントが削られてしまいましたが、ここからが自分の専門分野です。まずは子供にもらったサンプルプログラムを打ち込ませるのですが、まぁ自分の子供時代を見ているようでしたね。


 そこで実行となって確認してとなるのですが、面白いと思ったのは、変数を変えると結果が変わるよ、この部分の数値を変えるとゲームが遅くなるよ!と教えるのですが、何度かしないと、その因果関係が分からないこと。実際目の前で変えて実行してみて数回やって、なんとかわかり始めたようです。まぁウチの子どもが覚えが悪いだけなのかもしれませんが。


 イチゴジャムにはいくつかキャラクターが入っていたので、PRINT文を変えるだけで喜んでいたのが面白かったです。これは批判ではありませんが、初め私は3DSなどのソフトになれている子どもがイチゴジャムのキャラクターゲームを見て面白いのだろうかと思っていましたが、これは杞憂だったようです。


 大橋編集長の話は、ほんと戦後の頃から綺麗な部品なんか売っていないので、いらなくなったTVなどから部品を取っては使っていたとかそういった話から、ベーマガの話など多岐にわたり面白かったです。いつも思うのですが、自分はソフト屋で、ハードが作れる人ってほんとアドバンテージ高いよねって。現実世界と現物でリンクできる何者かを作れるってのは、スマホやPCの画面上でだけ現実とつながれる僕らより何倍も面白い所にいるわけです。





 あと、終わって帰る前に場所を提供していただいたFM仙台のスタジオを見せてもらいました。あのよく道路側からたまに生放送をしているのを見る場所です。おお!凄い、こんなだったんだ!とかちょっとだけ写真を撮らせてもらいました(アップはしません)

感想、初めは懐疑的でした

 ラズベリーパイなどの小型で低額のコンピュータが流行り始めていて、イチゴジャムの事は知っていたのですが、実は今更BASIC?と言う懐疑的な感じを受けていました。BASICそのものよりはMZ-700のようなキャラクターのみの仕様です。

 先にも書きましたが自分のBASICを覚えた8ビットマシンが全盛のころと違い、3DSWiiUなどの見た目が綺麗でポケモンなどのキャラクターがなめらかに動くのをいつも見ているわけです。なので、たとえこれが手に入ったとしてもプログラマーとしては面白いとは思うのですが、子どもがこれを面白いとはたして思うのだろうか?

 しかし、実際作ってみて子どもはまずイチゴジャムを作るのに夢中になり、BASICでプログラムをポチポチ頑張りながら入力して実行して「おお!」とか言うわけですよ。で、この部分の数値をちょっと変えるとこうなるよ?ってやってみせるとそのまま目が輝くわけです。これそのまま自分の子供時代なわけですよ。で、(バグで)無敵モードになったりして「うへへ・・・」とか笑うわけですよ。これも自分そっくりでんがな!

 多分これは自分が今回はハードルが高いなと思った、ハンダこてで基盤を作るという行為が、面白さを増しているのではないかと思いました。これが、単なるプログラミングから始めたら訳も分からずリストを打ち込む時点で「???」となるわけです。それが半田ごてで一つ一つくっつけていくと、出来上がる物が見えるわけです。なのでそれも今回のイベントが子どもが面白がった理由の一つなのかなと。

 サンプルでもらった紙のゲームは17行ほどでしたがいきなりキーボード初心者の子どもが打つには多すぎたので、自分がササっと打ってまず遊ばせたわけです。この辺は自分の専門分野なので打ち込むのも2分もあればOK、、その間子どもは「パパなにやってるの(怒)」でしたが。

 実行してみてエラーが出て、少し直してまず遊ばせて、ゲームのスピードが早すぎるから「この数字を直すとね・・・」と自分で直させて、まずすぐにLISTと言う命令は覚えたようです。即席で音を出すように変更したりとやってみたりと。ただ、これは自分の思考に子どもがついてこれずに何をやったかが分からずに反応がいまいちでしたが。

 家に帰って、まずママに報告、自慢がしたいようです。(まぁ自分も大橋編集長に会ったとか、握手してもらったとか自慢しましたが)夜ごはん食べた後もやりたい言うので、うちにあったAVケーブルとPSキーボードを引っ張りだしてTVでさせました。

 あと、このイベントで思うのは、この子供の熱を熱いうちに何か継続するよう仕向けなくてはと思いました。例えばこのイベントの参加者が集まって今度はプログラミング教室とか、このイベントで大橋編集長が言っていた、傾きセンサーの基盤を作ってイチゴジャムで何かするとか・・・まぁまずはちょっとしたプログラムを組めるように子供を誘導するのが先でしょうけど・・・

 最後に、今回のイベントでこういったプレゼントを頂きました。

 ・電子工作マガジン(SUMMER 2015)
 ・IchigoJamでプログラミング
 ・縄跳びさっちゃんゲーム
 ・その他

 これで驚いたのは、イチゴジャムのこのゲームの配布方式です。これもベーマガ世代には懐かしで、これならゲームを買う≒BASICを覚えるになるなぁと・・・これでいいなら僕はもうちょっと価値をつけて販売したいなと感じました。(アイデアはあるのでどうしていいか考え中)

 最後に、今回のイベントを開いたPCN仙台のスタッフの方お疲れ様でした。またイベント開きましたら自分もですが他の人にも薦めたいと思います。



2015-06-22追記、ニュースで流れたようですね、、子供と観て喜んでました。