arcanum_jp’s blog

おっさんの日記

「子どもが伸びる「声かけ」の正体 (角川新書)」

子どもが伸びる「声かけ」の正体 (角川新書)

子どもが伸びる「声かけ」の正体 (角川新書)


 ムスメとデート中、何気なくつかんだ一冊。といいつつ子供を持つオジサンはこういう本、タイトルに弱いのよ・・・

子どもの「自ら成長する力」を引き出すユニークな授業を展開し、教育界のみならずビジネス界からも注目されている小学校教諭、「ぬまっち」こと沼田晶弘さんの連載コラムです。沼田先生の教育法は、掃除の時にダンスしたり、クラス中で賞金稼ぎに挑んだり、子どもが先生の代わりに教えたりと、一風変わったものばかり。そんな型破りな教室で、子どもたちは自己肯定感を高め、自らチャレンジする力を育てていきます。その様子は2016年5月5日の読売新聞社説でも紹介されました。沼田先生が「世界一のクラス」と呼んだ6年生の子どもたちが今春卒業、沼田先生は現在、新しい3年生クラスを「世界一」にするため日々奮闘中。コラムは毎週月曜日に更新します。

http://kyoiku.yomiuri.co.jp/numata/

 ツイッターなどでタイムラインに上がってきたりするのでつい読んでしまします。そんな沼田先生の本です。ツイッターでもこちらでたまーにつぶやきを見ることができます。



 かるーく読める本です。正味1時間ぐらいでしょうか。本全体で感じるのは「ぬまっち」こと著者の授業風景。たのしそうだなぁって。大人の自分ですら思います。たとえばP67のししゃもの気持ちなんてもう、子供だったら食いついてきますよね。自分も食いつきます。


 こういうことが言えるというのは著者自身はチャライって表現していますが至って真面目なんではないかなと。自分の得た経験、知識にこだわらず子供の食いつくものを絶えず考えてないとこんなこと言えないよね・・・


 その子供が食いつくという法則は残念ながら書いていません。方法論としては三章に一部書いていますが一つ一つは著者自身の「経験」から出て来た結果であり、人柄がそうさせるのだろうと。皆この方法でうまく行くか?というとそうではないと思いました。この本で著者の人柄を知り、自分の方法を見つけるのが良いと感じました。


 人柄じゃぁなぁ・・仕方がないな・・・俺には無理だ・・・じゃぁこの人がうまく行っているのはなんでだろうと考えた場合、その一つは著者が本書で何度も語るとおり、子供であろうとなかろうと、一人の人間として扱い、自分で考えさせるという機会を作るということじゃないかと。


 でもそれらは色んな育児書や部下を持った人が読む本、組織行動学なんかには書いてあるんだよね。


 子供を持つと、子供だから、まだ小さいから・・・と自分が答えを用意してしまうことが多々あると思います。それを我慢し、他人の答えに頼って生きるのではなく、例え間違っていても自分自身で見つけた答え、を探すプロセスを与える事ではないかと、自分自身の問題として考え、行動する成功体験ではないかと感じた。


 先日読んだ「幸せになる勇気」を思い出した。対等という言葉を使っているが、先の本の言葉だと尊敬から入るのだろう。

 言うは易し、実践するは難しい。高々2人の子供の興味すら食いつけさせられないオッサンは悲しいと思うのです。

幸せになる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教えII

幸せになる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教えII

今月何読もうかぁ・・と本屋をうろついているところで出会った本。前著、「嫌われる勇気」を読んだので、あぁ二冊目出したんだね・・って購入。

 続編と言うことで、前作を復習するように哲人と青年の会話が進みます。前作では司書をしていた青年は、今作ではアドラー心理学を実践しようと教師になり、実践し、(苦悩し)そしてまた哲人の書斎の門をたたきます。今作も前作に負けず劣らずの熱い、罵詈雑言青年なわけですが・・・

http://d.hatena.ne.jp/arcanum_jp/20160331/1459432555