arcanum_jp’s blog

おっさんの日記

レーザーカッター工作:ずん子スピナーの制作その2

どうも、レーザーアーティストのあるかなむです。(おいおい!)

今回はこちらの続きです。

こんな感じですね。ハイ、ずん子です。またずん子です。先日ずん子のクラウドファンディングは予想以上の1800万円越えをするという快挙でしたが、
ずん子はわしが育てたのじゃ

http://d.hatena.ne.jp/arcanum_jp/20170618/1497744448

前回、申し訳程度にスピナーにずん子を入れてみましたが、接着の汚さと絵の小ささ、透明で全くずん子見えませんでした。単に自分でハンドスピナーを作ってみましたエントリになってしまっていた。今回は、きちんとずん子を入れたハンドスピナーにしたいと思います。

前回の反省点として、

・ずん子見えない!(これ超大事)
・アクリル板を接着するとなんだか汚い(俺の腕不足)
・重さなどの質感は良かった(結構回して遊んでます)

ハンドスピナー、何がいいの?と言う意見もありますが、持っているだけで手になじんだり、考え込んでいるときに、それをいじっていられるのって結構快楽なんですよね。今回はキャラクターを見えるようにすると、何とか接着しないでかっこいいの作る方法を考えたいと思います。

こんな風にイメージを書いていきます。前回感じたのはベアリング周りが苦労するのと、なるべく突起が出ない方がかっこいいので側面図も描いて薄くなるようイメージしています。


これを図面に起こしていきます。いつものイラレ10です。

MDF材を中心にして、その上に彫刻を施したアクリルでサンドイッチにし、それをビスで留めます。これでどうでしょうか。ビスで留めるのはあんまりかっこいいとは思わないのですが、接着しない方法を思いつかなかったので。あと、前回のは自分はちょうど良いのですが、子どもでも回せるように一回り小さめにして形を変えてみました。

これで厚みは8mmです。まだ結構厚いですね。市販のハンドスピナーは結構薄くて4mmぐらいだったりします。実はこれで前回のものより1mm厚くなっています。MDFとアクリルの厚みを変えれば4.5mmまでは薄くできると思うのですが、ベアリングに付ける取っ手の処理が難しいんですよね、、、市販の物はキャップなどですが個人でキャップなんか作れるはずなく、取っ手もアクリルとかで切って作るので結構な厚みで鬼のように飛び出すんですよね・・かっこ悪い。なので、本体は適当にベアリングより厚みを作り、取っ手がある程度隠れるようにして隠す必要がある。

やはり市販品には勝てない。径が13mmぐらいあって、厚みが2mmとか3mmとかのベアリングなんてないですよねぇ・・・今回は14mm径で4mm厚のベアリングです。結構シビアですね・・図面上はOKだけど実際にキッチリはまるのでしょうか・・・不安が募ります。


今回の取っ手は頑張ってこんな感じにベアリングにはまる軸と手に触れる部分に分け、切ります。

こんな風に接着します。これを突起をベアリングに突っ込みます。接着していない部分はベアリングの内側に触れるワッシャー(スペーサー)です。

さて切って来たのを仮組みしてみます。MDFをアクリルで挟めばかっこよくずん子が・・・見事ずん子が・・・・あれ?見えない・・・いい具合に彫ったと思ったけど・・・板が明るすぎて見えないではありませんか!!

なんですとーー!

角度によっては見えますね。(´▽`) ホッ


と言う事でMDF板は今回は黒く塗ります。この板も黒く塗るばかりじゃなくて、漆みたいないい色でぬれたらいいなと思います。側面はアクリルで指を切る可能性があるので、カドをカットします。仮組みで取っ手は設計通り、本体から1mm飛び出すようになっていたのですが、思ったより小さく、使いづらいと分かったので、レジンで一回り大きな取っ手を作ります。これを接着する予定です。




さて、はめ込んでみます。MDFとベアリングは接着剤で接着します。さてこれでできました。

ずん子スピナー爆転!

さて、こんな感じでできました。

反対側はきりたんにしています。


側面はこんな感じで結構シビアです。アクリルと取っ手の隙間は計算上1mmぐらいのはずです。予定通りの隙間で笑みがこぼれます。ビスの頭が異様に高く感じますね。


第一弾と並べてみます。まばゆいばかりの高級感があふれます(笑)

さぁまわせまわせ!気のすむまでまわせーー!ずん子ぉぉぉ!フハハハハハハハハハ!(≧▽≦)

あれーーー(@_@)



あ、、失礼しました。つい、心を乱してしまいました・・・

本体の軽さもあり、思ったより回りませんね・・難しい。まぁ、自分的には今回は60点ぐらいでしょうか。

今回の反省点

ビス穴を4点あけましたが、真ん中の穴は不要でしたね、実は急遽作ったレジンの取っ手がビスと干渉してしまったので除去しました。まぁこの大きさだと2点で留めても十分です。あとビスを使ったことで一気に無骨になってしまいました。むせる・・実はビスを使った理由は、アクリル部分を別のキャラクターに差し替えられるというのをしたかったのですが、急きょ、付けたアクリルの取っ手がベアリングの穴よりも大きく接着する都合上、外せなくなりビス留めの意味がなくなってしまった。

今回取っ手にアクリルで作ってみたけど、なんか本体より取っ手が目に付くんですよね・・せっかくのずん子より取っ手の方が目につきます(笑)ただ、取っ手にレジンを使ってみましたけど、結構これ自体は良かったですね。こんなのもレジンで作れるのだと分かりました。

側面図にもあったように、アクリルと取っ手の隙間は殆どありません。14mm径に対して、取っ手は13.7mm径でレーザーで切った時には理論上、左右とも0.15mmの隙間しかなく、作っているとき結構、取っ手とアクリルが触ってしまい回らない事態が発生しました。なので、カッターで削ったりする行程がありました。次に作るときは、もうちょっと余裕を持たせたいと思います。

このタイプでやるなら、アクリルは1mmにして、ビス留めではなく、どうにか綺麗に接着する方法を考える方がよい気がしますね。あと絵はUVプリンターでフルカラーで。(今は試作段階なので彫りでやっているのですが)

こんな風に何度も何度もトライアンドエラーで考えながら形にしていくことは楽しいですね。レーザーにハマったのは綺麗に簡単に切れるというものと、この感覚をまた味わえる所でしょうか。

では。