地方民から見た東京案件や働き方などオッサンになって思うこと、地方での案件

こんにちは、仙台でフリーランスプログラマをやっている、あるかなむです。こちらは、くわっちょさんが作ったアドベントカレンダー12/7(金)です。

 

フリーランスと言っても常駐型のプログラマなので、普通のSIerの従業員の皆さんと同じような業態で働いています。ただの時間清算IT土方です。リモートで仕事したい。

 

オレ「フリーで仕事もらって・・・」

 カミさん「フリー・・・って、、フリーターと同じでしょ?」

 

( ゚∀゚)・;'.、グハッ!! 

 

僕の家での地位はダダ下がりです。40超えたおじさんに社内的な諸々のアップは望めず、飼い殺しされるならあと数年の賞味期限に稼ぐ事を選んだ、どちらかと言うと後ろ向きでフリーになった人間です。あと数年で汚い泡となって消えるでしょう。

 

adventar.org

 

 

さて、このような話題だそうですが地方から見て、都会の仕事ってどんなイメージを持っているか?また今の地方はどうか?を自分はツラツラ書いてみたいと思います。もう萎びたオッサンには地方の魅力はちょっと見出せませんが、多少後ろ向きであっても地方でもいいよねと言う事を書いていきたいと思います。あと別にこのエントリに結論はありません。オッサンなので関係ない話が長いです。

 

ITエンジニアが活躍するのは都会だけじゃない!
地方で活躍するエンジニアが技術、地方の魅力、その他もろもろ語ります。
地方で頑張っているITエンジニアの皆さん、皆さんの想いを書いてみませんか?

 

フリーになる前はTIS東北と言う会社に勤めていました。まず東京で働く事のイメージについて在職中、同じ従業員に聞いた事があります。一言で言うと

 

東京で働く ≒ 苦行、行きたくない

 

でした。自分もまぁ同じような考えを持っていました。

 

慣れた仙台でこのままのんべんだらりと働いていれればいいなと。いつも自分は思っていました。人間、環境が変わるほどストレスは無いでしょうから。東京なんて遊びに行くのは良いけど3か月だけだよ~とか言われて3年以上も長期出張で行って、きのこの生えたアパートから通勤時間は2時間、満員電車で押しつぶされ、一人、物価が高すぎる所で給与は地方レベルでと言うのはどう考えても無理ゲーだろ?って思っていました。

 

自分が東京で働いたのは結婚して家族が出来てから、例の震災があって会社も仙台で仕事を見つけられずやむなく行ってくれと言われ、戦々恐々としながら行ったのを覚えています。前職を擁護しますが、それまでは自分は小さい子供もあり、なるべく出張案件にはアサインされていませんでした。無能だったかどうかはともかく、会社は従業員の意向を汲んでいたんだと思います。

 

東京でお仕事は、浦安から京葉線、次は東西線有楽町線で、、と言う具合で、完全に、寿司づめ状態を経験しています。あぁこれが僕のイメージと合致する東京だ!やっぱり苦行なんだ!やっぱり地方最高!

   

東京案件と言っても、本社の出す案件です。本社自身はものすごく技術を持った人もいたり、(机の上に毎日、空になったリゲインみたいなのが積まれていき、毎週倒れてましたが)刺激になりました。 いわゆるSIerを謡う企業であっても人材の幅は広くて、マネジメントだけやってれば、技術的な部分だけやってればと言う人はいた事はいたのですが、両刀使いが社内と家からリモートでハードワークで仕事まわしてる感じでした。

 

脱線しますがその時に感じた事が一つあって、前職では新サービスを作る時に、自前主義でやる、すべての部分を製造してテストしてリリースする事を考えがちで、自分もその頃はそれが最善だと思ってましたし、実際そうやって失敗してましたが、とあるサービスでは、自社の技術商品を使った部分はあれど、それ以外は既存のサービスを使っていたりしてと、自前主義が良いとは限らないという事、一つ一つは便利でも複数のサービスを使わないと出来ないような事も、それらをシームレスにつなげてやる事で新しいサービスとしてユーザーに提供できるのだなと感じました。

 

そんな自分ですが、東京と言う空気は自分にものすごく合っていたらしく、嫌な事もあるけど、休日は勉強会やイベントなど、楽しい事もありました。土日の自由な時間なんてまぁ、家では不二子ちゃんに万年頭が上がらないルパン的おじさんは犬が首輪を外される夢を見たのでした。ワワーン!自由に走れる!

 

あと物価ですが、弁当や安い個人商店などを見るに、一部は東京の方が物価が安いという謎現象も面白かったです。茅場町近辺で380円で腹一杯食える弁当を買えるとは衝撃でした。地方が物価が安いってのは幻想だと思いますよ?物価安くても給料低ければ相対的に物価は高いですので。ただ、一つ、家は比較的安いのかなと。自分たち地方民は高いと思いますが、東京から引っ越してきた人たちは皆「あっちのマンション売り払ってこちで家一軒買ったらお釣りが来た(喜)」とか言っていましたので。多分安いのでしょう。

 

正直、それを経験してから、「なんで東京案件をあんなに怖がっていたのだろう」と思うようになりました。単に自分がブラックな現場に入れられなかっただけで幸運だっただけかもしれません。IT土方のような現場にはいきませんでしたし。(23:00退出デフォだったけど)ただ、同僚から震災当日に「おまえら外注さん(仙台民)はどうせ今から帰れないだろうから、仕事していきな!(無限残業乙)」とか言われたというのもあったとも聞かなかったともゲフンゲフン・・東。。京にはjddf地*獄、、もあるぞ・・ゲフンゲフン・・

 

失礼しました。仕事では技術的にとか人とのかかわりで、個人的にはイベントや個人活動などで刺激になる事が多く、若い時になぜ自分は東京で働こうとしなかったのか?と言う気持ちになります。 まぁ後の祭りですね。

 

なのでまず、どんどん東京に行って仕事してこればいいと思います。そして遊んで、それから地元に帰ると言う選択肢があってもいいと思います。発展途上国が教育のため先進国に留学するのと同じです。どんどん仕事、技術、遊び、、、吸収したらいいと思います。ただ東京からUターンするときに給与の違いに悩むのでしょうけど。

 

そういう人達が地方に帰り、所属する企業でもいいですし、起業してでもいいでしょう。色々と地方の足りない部分を変えていけばいいと思います。そして「まだ東京で消耗すてんのすや?」とか言えば良いと思います。物事を変えるには大きなパワーが必要だと思いますが、パワー(知識、経験)が無ければ社内政治に負けるだけですし、実績を見せられず、説得力無しで終わります。そのためには色々と経験するうえでも東京は一時とてもいい場所だと思います。

 

さて、説教臭くなっていけません。東京、東京と連呼してもしょうがないので。地方で働くという事についてです。 自分は仙台ですが、仙台の状況と言うのは人と話ていると大体、次に収斂されます。

 

  1. 東北電力、NTT、NECなどの大手の仕事
  2. 東京案件のニアショアとしての役割
  3. 地場案件

 

1.についてですが、昔確立した手法からなかなか抜け出せないという感触です。いや、そういう活動はしてるのですがなかなか現場まで落ちてこないという感じでしょうか?決定権や理解が無い現場には落ちてきたとしてもただの絵に描いた餅です。ただ組織が大きいのでそれはしょうがないのでしょう。仕事でも技術的に何かを得たいという人はあまり向かないと思います。内容を見て行けばそういう仕事もあると思いますが大体は力仕事でフルタイム(9:00~18:00+α)で「作業」で終わってしまいます。仕事で技術的な課題を検討する時間はありません。やりたいのならベンダーの地位で入れればでしょう。

 

2.についてですが、多分仙台はそれ頼みと言う状況がずっと続いているような気がします。東京の案件をどう持ってきて仙台でするか?コスト面で抑えられるというのがメリットでしょう。そういう案件は2つあって、全部任せる、と、製造の部分だけ任せる、です。前者なら良いのですが頼む方としても大体は技術的な部分、手法を含め、決められて後者でしょう。地方で受託で食って行くという所がメリットかなと。

 

3.についてですが、営業が言うに、地方は支社が多くて仙台の方で決められない部分があり、案件としては難しい、、です。

 

こんな風に地方で仕事?仕事を作る?ちょっと無理なんじゃね?と思いっきり後ろ向きになってきます。ただ、その話には穴があり、自分が今フリーランスになって思うのは、地方には、企業としてコストの面で受けられないけど、実は個人でやるなら十分ペイ出来るような案件は沢山あるのを話としては聞いています(金額からの自分の感覚ですが)営業の方はそういう部分は結構聞いているのですが、会社として受けられないら断るしかないんだよね、と言う事。

 

そうです、探せばフリーがフリーとして自分でやっていける案件はあるんですよね。 しかし、いきなりそれを狙ってフリーになるのはちょいと冒険ですが、地方で会社の従業員として仕事しながらそれらを副業で回すとかですね。実際それをやっていた人もいますし、その人は技術的にも持っているものが大きかったので人の目に留まり、ジョブホップして行きました。 

 

個人的な活動でITとは関係ない企業さんの人と飲み会やって、小さいながらそういう案件を会社の従業員でありながら獲得している人も知っています。コミュ力ゼロの僕にはなんとも羨ましい限りです。

 

自分がそれまで経験してきた現場は、技術的な所に限って言えば、Java案件はあったもののホスト開発の流れを組むウォーターフォール的なプロジェクトが多かったです。間違ってもテストドリブンなんてのは見た事もありませんし、テスト自動化により毎日流す、なんてのは夢のまた夢でした。それどこの世界線なんだ?

 

地方はそんな自分が経験してきたようなウォーターフォールだけなのでしょうか?リポジトリは古式ゆかしいフォルダ管理とかCVSSVNが最新()なのでしょうか?Javaであれば最新案件!なのでしょうか?いえ、地方にもまともな技術的な手法をまわす企業もあります。今行っている所は小さい企業ですが一人一人が技術的パワーを持っていてそれが原資になっている企業です。

 

最近の話題で行けば、Corei5以上のCPU、SSD、メモリ16G、ダブルディスプレイ、(キーボードは自分で買ってきたオールテック青ですが)、Githubリポジトリ管理、JIRAでチケット回ってきて自分でブランチ切って作業してプルリク、作業中コードに疑問を持ったらIDEからBlameでGithubのプルリクまで飛んで経緯を確認、なおかつJIRAのチケットまで一気にクリックだけで飛んで確認してなるほどーー。報告などはSlackバリバリ使用するような環境、ペーパーレス、私服、音楽OKです。あと定時ぐらいかな。作業部屋が若い人ばかりなのでキラキラとまぶしく陰キャラ属性のおじさんの僕はもう消えそ・・う・・・タス、、ケテ・・

 

また仙台でもよく検索して見ると、LINEに特化した企業やVRをやってる企業、ゲーム制作など受託以外の道もあるのです。先ほどの1~3のような従来型のSESや受託メインのIT企業ばかりではないのです。

  

さて、先ほど地方の案件は3つに収斂されると書きましたが、一つ抜けていると思います。4.自前のサービスを日本中、世界に展開、です。アイデアがあれば、環境の面でも別に東京にいないと作れない、と言うものはないと思います。それこそネットがあれば事足りる状況、です。

 

 先ほどの1~3については決まっているパイを食い合っているという状況で4.をしないとイケナイって話をよく聞きます。そのためにはお客さんの仕事の性質をどうITで変えて行けるか?が重要になって来るのですが、そのITの技術的な知識はどうしても知識や経験として個人が自分の時間を使ってやるしかないと思います。その辺は地方でもどこでもよく、この業界の利点が生かせると思います。

 

どうでも良い話を書いてきましたが、アドベントカレンダーの趣旨に沿う形とするならば、都会にいないと業務に必要な知識、経験として得られない事は無いのがこの業界の良い所であり、それらを得るためには別に地方でもいいよね?と言う話になると思います。別に地方でもネット環境がそろってさえ言えれば自分で金出して手を動かせば知識、経験を得る事ができます。

 

また、自分で出来ないというのであれば(別にそれが悪いとは思わないが)、一旦東京の方がそういう知識、経験を得る場はたくさんありますので出張と言う形で東京で一時期勉強するのもよいと思います。そして地方に戻ってきてサービスを作ってあの地方にはXXがある!XXに関わりたいからここに住む、と言う状況にしたいものですね。

 

 

明日は @taikiix さんの「宇都宮に越してきて10年経ったことなど」です。