arcanum_jp’s blog

おっさんの日記

ヒトの色覚、顔色読むため?

 なぜかポストに日経がはいっていて読んでいたが、面白い記事をみつけた。12月9日の31ページであるが、題名は表題と同じもの。


 哺乳類の中でサルや霊長類がまれに色覚が発達しているのがなぜか?と言うものであるが、自分が知っていたのは記事にもあったが、緑の中にある赤い熟れた果実を探しやすくするためと言う「菜食説」。


 軽度?ではあるが色盲(医学用語には色弱と言う言葉はないらしいのでこちらを使用しています)の自分にとってコレは非常に納得のいく学説だと思う。色盲にとって緑の中にあるちっちゃな赤い色は見えない(見づらい)ものでそばに真っ赤に熟れた果実があっても気が付かないというのは真実味があるので。


 ちなみに、どんな見え方するの?と聞かれる事もあるが、見えないのではなく「見えない事がある」と言う表現の方が近い。いや、「じわじわ見える」か?はじめ??と思うが見え出すと見えてくる。そんなもんさ。

 閑話休題

それが最近、アメリカのマーク・チャンギジ教授という方が表題のように仲間の顔色を読むためではないかと言う論文を発表したらしい。要するに、サル(特に肌が露出した種類のもの)たちの間で仲間が顔色を変えた場合その変化に気づきやすく群れで生活するのに適しているとのこと。


 あぁ、なるほど、自分がヒトの顔色を読めない(KY)ってのはココに通じるのねと・・・


 その記事の中では、はじめは菜食に優れたようにサルの仲間は3色型になっていったが、発達した色覚がコミュニケーションに役立つと言う事で更に進化・・・と結んでいるが、なかなか面白い。