ハッピーフィート
公開前から目をつけていながら見ることができなかったので見たよ。作品最後のほうのエイリアンと心を通わすってのにはちょっと引いたけど、非常に面白かった事は確か。
「皇帝ペンギン」って映画では、南極（だっけ？）の過酷な世界に生きるペンギンの生態を写しだしていたけど、あの世界から過酷さを取り除いてエンターテイメントにするっていう考えは凄いね。それとタップダンス。なんか、往年のジーンケリーを見ているような感じがした。「雨に唄えば」とかのダンスシーンを見ているようだった。
この映画、凄く悲しい場面と踊って楽しい場面のアップダウンが激しいのでなんかジェットコースターに乗っているように感じる。作品序盤のマンブルの疎外感は非常に悲しいし、中盤にエイリアンにつかまって施設に入れられたマンブルの無力感と閉塞感は涙が出てくる。
だけど、その悲しさを吹っ飛ばすほどの色々なジャンルの音楽とそれにあわせたマンブルの性格からくるダンスは見ていて非常に楽しくなるし、やっぱり映画っていいなぁって感じます。
