arcanum_jp’s blog

おっさんの日記

ずうっと葛藤しているよ


 こちらのエントリを見て自分の父のときを思い出していた。
 

どうすれば良かったんだろう
http://anond.hatelabo.jp/20090702234259

 正直そのときは分からない。他の方が言っているようにその時、出来る限りのことをされたことは尊いと思う。これに尽きる。そう考えるしかない。僕も時間が無いなか父と付き合ってきたが今でもアレでよかったのか分からない。父の死からもう5年以上経っているけどいまだに考え込む。


 その中で母はすごいと思う。エントリでもあったように自分の父もどちらかと言うと我がままになっていたが、それに付き合っていた。「なんでそこまで?」と聞くと「お父さんにお世話になったから」というだけ。今まで見てきたけど家事のひとつも出来ない親父でなんでお世話に・・・とか考えていたけどそこは母なりに思い出があったのだと思う。何がよかったかなんてのはいまだに分からない。自分がその立場になったとしても到底死ぬ勇気なんて出るもんじゃないと思う。最後の手術に挑むときに「俺怖いんだ」と兄にもらしていたが、誰だってそうだと思う。
 
 
 3年、5年と経つうちにそのときの大変な記憶も消えていき、だんだん冷静に判断できるようになってきて、時々母と話したりするけど、今でも考え込む。でもあれでよかったんだといつも自分に言い聞かせることにしている。でも母はあの我がままに付き合ってあげたけど、僕はどこまで父に付き合ってあげたんだろう。ずっとそのことで葛藤している。

追記

 看護を家族がやるとどうしてもこういった感情はできるんだよね、死んでほしい、でも死んでほしくないと言った矛盾した感情、看護による想像以上の疲れもあるしね。最後に仏壇と遺影と暮らそうそしていますが増田さんはもう前を向いたほうがよいと思います。でもココまで思ってもらえる夫はうらやましいなぁと感じる。

 闘病に付き合っている間、ずっと、夫が死んだら、せいせいするだろうと思っていました(こういう本音を書きたいから、増田でしか書けないのです)。

 ・・・中略

 今日、夫の仏壇を食卓の近くに据えました。よく見えるところに遺影を飾りました。これからは、仏壇と遺影を見つめようと思います。