- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2009/08/05
- メディア: DVD
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静かめの映画でも見たいと思いレンタルビデオ屋であれこれ迷った挙句借りた作品。原題は同じく「DEADMAN WALKING」直訳すると死人が歩く。死刑囚が刑場までの最後の廊下を歩く際に叫ばれる言葉ですが、「グリーンマイル」や「チョコレート」などで有名になった言葉ではないでしょうか。
展開自体はシャロン・ストーンが出ていた「ラストダンス」とまったく同様で死刑方法も同様という偶然の展開であるが、あそこまで劇的な展開はないし物語の切り口が違う。終始静かで主人公を通して加害者家族、被害者家族の心境を物語に絡ませて表現して行く。主人公は尼さんである為なのか加害者、被害者どちらの味方もせずに物語が進んでいくので見た人でそれぞれ感想が異なったくるのではないかなと思う。心情を押し付けないところが見ていて良かったです。
ラストは何か昔の日本映画を見ているような感覚。ハリウッドの最高に盛り上がって・・・ラスト!!ではなく、盛り上がった後余韻を残すように物語が終了していき、何事も無かったように日々の生活は存在し・・・というようなシーンで終了する。こういった終わり方って好きですね。
原作は主人公と同姓同名の人。つまり実在する話を元にしているわけではないが、実際に同じような仕事をしている尼さんが体験を元に書いたもの。また監督は今気がついたけどティム・ロビンス。あの俳優の。こんなのも作るんだ・・・