- 作者: 堀井憲一郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/08/19
- メディア: 新書
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電車まであと10分。会社帰りの本屋の立ち読みは楽しいけど、10分じゃぁ足りない。そういう時は文庫系の本棚をずらっとみて何か・・・いや何でもいい、タイトルが面白そうなものを・・・こっちは急いでるんだ、と購入。なんか僕の本の購入って今思うといつも駆け足、急いでいるね。急いでないと何か人生もったいないって感じと同じか?イービーンズの椅子に腰掛けながら本を物色・・・なんてそのうちやってみたい。
落語の内容をきっかけとした江戸の風景、空気を著者の視点で紹介した本。落語好きらしく、文章もどこか落語っぽい。読んでいて気持ちがよかったです。気分転換になります。気軽に読める一冊なので、どうぞって感じすかね。
本の構成は13章構成。各章の始めの方でその章の内容を示唆する落語とそのセリフ、感情などをいくつかと、中盤からその落語から見える江戸の風景を描画。対照的な上方の風景などの描写になります。で、章の最期はどちらかというと著者の主張。面白い視点で物を話す(書く)人だなぁと感じました。落語から見える江戸の風景は僕なりに読んできた江戸時代を描写する本なんかと合致する部分あり、ちょっと合致しなくて違和感がある部分があり。ま、そんなもんでしょう。僕が見たわけじゃないんだし。
しかし、紹介される落語はハイライトや、セリフだけ。なんか気になって気になって・・・どうしたもんかね。東北人にゃ縁遠いけど落語の内容でも今度調べてみようかとおもったり。