これ面白い。自分は野球なんかやんないし、見ない。昔ナイター中継があった夜は死ぬほど野球を呪ったもんだ。でもコレは面白いと思える漫画。通常野球漫画と言うと、「野球」そのものの面白さをクローズアップする漫画が多い。多分これは野球に限らずサッカーや他のスポーツ漫画でも同じ。でもこの漫画は選手達の「年俸」をキーに、野球そのものではなく、野球をお金の収入源として見た場合の選手達の日常を描いている。
選手の日常?年収1800万なんだから一般人の我々とはかけ離れているんだろう?毎晩飲み歩いたり?リア充の日常見て何か面白いのか?そう考えそうだが、漫画によると年収1800万なんてのは全然ダメらしい。怪我などのリスクに晒されていたり選手として出来る年間そう考えると稼げるとき稼がないと・・・(稼いだって将来を考えると使えやしない)そういう焦りが主人公から伝わってくる。
自分はただのサラリーマンなんだけど主人公の夏之助の悩みは凄くわかる、これプロスポーツの世界を舞台にしているけど、そういった焦りは誰にだってあるよね。なんだか読んでいてサラリーマンの世界にも通じるものがあって面白い。
- 作者: 森高夕次,アダチケイジ
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