http://www.ntv.co.jp/mucha/
東京出張の時期にあったので行ってきました。仙台でも2014年に開催するそうです。場所は六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリー。ヒルズの52F、、、52階ですか・・・高所恐怖症の僕にはちょっと・・・
結局紆余曲折あり来ました。先ほどまで暑かったあの空はもう寒くなり高所恐怖症の僕には不似合いなダームの塔のようです。で思い切って入って行ってチケットを購入しました。何の振動もなくエレベーターは上がっていきます。同時に僕の手にも汗がにじみます。そうだ、こ、これは名画に会う前の緊張なんだ・・・決して高所・・ではない・・・(もうね、高所恐怖症ってのは今自分が上にいるって思っただけでドキドキなんすよ)
内容
もう美術なんざわからないので感想ですが、すごかったです。ミュシャというとリトグラフやポスターが有名ですが、今回の美術展には油絵のほうもあるようですので、むしろそっちのほうが見てみたいと思っていたのですが、圧倒されます。こういうのはあの薄暗い雰囲気とあのやわらかい光が絵を怪しく魅力的にするんですよね。量もすごいです。リトグラフ、油絵、クロッキー、、、正直自分の集中する許容量を超えるぐらいの作品量がありました。1時間やそこらでは見れない量だと思います。ぜひ行く人は覚悟して行ってください。
リトグラフの方では僕がいつも見たりしているものと違い、よくよく見ると豪華に金色が施されていたりします。「JOB」と書いたポスターでは女性の髪全体が金色になっており、本物はこんななんだ!って思いました。作品の中には、完成品とそれの習作が対比するように置いてあったのもあり、見てみると僕的にはすごく習作に心が奪われました。習作なので絵具も荒っぽく塗ってあったり線が荒々しくなってたりします。それが完成品の端正なミュシャの線と対比できとても面白かったです。ミュシャの線はやわらかいんだけど、なんか固い肌っぽいなといつも思っていましたが、習作ではやわらかいし、触れば女の人のやわらかい肌なんじゃないかと思えるぐらいです。
帰りにこんなの買ってきました。これはブックマーカーです。ちょっとプラプラしていて仰々しいなとは思ったのですが、自分が買って使うとしたらこれなんで買いました。あと、1冊作品集を買おうかと思っていたのですが、終わってみて、あぁこれは心の中だけに置いておこうと思い、作品集は買いませんでした。今日は初日ということもあり、たくさんの人が訪れていてなかなか思うように見ることができませんでしたが、ぜひとももう一度行ってみたいなと思います。また仙台に来たときは、ぜひとも子供も連れて行ってちょっとは何かを感じ取ってくれたらなと思いました。