炭水化物が人類を滅ぼす?糖質制限からみた生命の科学? (光文社新書)
- 作者: 夏井睦
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2013/11/15
- メディア: Kindle版
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話題の「炭水化物が人類を滅ぼす」を読んでみたんです。えーーそれ何のあおりすか!ムーですか?MMRですか?なんすかーーーって思っていましたけど。とにかく読んでみました。そしたら面白いのなんのって・・・糖質制限の話もさることながら著者の書きっぷりもおもしろい。ホントなのかなーーーとか思いつつ読むエンターテイメント。例えば・・・
糖質制限は、そういう数百年の積み重ねを一挙に崩壊させてしまうのだ。まさに「星一徹のちゃぶ台返し」である
そして、糖質を食べると眠くなるという現象が、本来の人間は糖質を摂取していなかったことを証明している。初期人類が糖質を食べて眠りこけていたら、肉食動物のエサでしかないからだ。それこそ、ネギと調味料を背負った鴨が勝手に鍋にダイブし、自分でコンロの火を点けているようなもので、そんなマヌケな動物はすぐに絶滅するしかない。
こんな具合。
ちなみに漫画の巨人の星では星一徹がちゃぶ台をひっくり返すシーンはたった一回だそうだ、、、(p47)知らんかった。
内容は、糖質制限と言うキーワードからつながる諸問題や、著者の考える諸説。人工増加と穀物生産量、家畜の飼料、農耕地と水、昆虫食、トウモロコシの伝来と家畜の霜降り、、、話題のてんこ盛りである。知識の消費をする我らツウキンドクシャー(通勤読書er)にはまさに糖質である。
特に六章のカロリーの謎が面白かった。糖質制限と一見関係ないように見える(ちなみにこの本、糖質制限についての話題は半分もありません)、ものを食べないのに生きていけるチューブワームの栄養素の取り方から、似たような事をやっているのが地上にいる、それは牛だ!と話題に移り、他の草食動物は?肉食動物は?人間はと話が映って最後カロリーって間違ってルよねってなるという大冒険。おもしろすぎる。
一旦、4章で怪しすぎる、、、って思いました。面白いんだけど。実際にやってみて成功した人たちのメールとか、、なんかどっかの雑誌に載ってるアレな、、、みたいな・・・一気に僕はここで引いてしまいました。でもね、実際にやって成果が上がっている人(著者)がいるんだよね。それ考えるとあながちやってみる価値はあると思うんだよね・・・と言うことで自分もこの本を読んでいる間やってみました。
糖質が人類を滅ぼすを読んで今日から僕もと夜は野菜しこたまとにぐーーーーー http://t.co/b8sDjpiQvK
— 細川 慎也 (@arcanum_jp) April 22, 2014
さすがにストイックにヤルわけにはいかないのでこんな感じの食生活に。
- 朝:ロールパン2つ、ベーコンエッグ、野菜しこたま。
- 昼:殆ど野菜だけの何か(野菜をトウモロコシで作った皮で巻いたトルティーヤとか言うのかあれ?)
- 夜:野菜しこたま、肉
ちなみに水分は、紅茶、コーヒー、炭酸水(全て糖質なし)です。さすがに午後3時ごろになるとハラヘンヨーってなるので、ちょっとしたクッキーみたいなもん一つは食べますが・・・結果は数日ですが上々です。当分(糖分)やってみようかなと思います。
ちゃんちゃん