- 作者: 川崎信定
- 出版社/メーカー: 中山書房仏書林
- 発売日: 1997/06
- メディア: 単行本
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正直なんでこんなの買ったのか分からない本。仙台ヤマダ電機の地下のジュンク堂でいつものように本を求めうごめいているときにもうなんでもいいからあと一冊、、あと一冊、、、と僕は餓鬼のようにさまよっていた事だけは覚えている。そんな僕の目に飛び込んでもしやこれは今の僕を救ってくれ・・略(とここで僕のセピア色の記憶は途絶えている・・・)
仏教と言われるとアー宗教宗教・・と言うことでなんか危ないもんだよなーーって避ける人多い感じがするけど、原典仏教とかと言う所に惹かれ購入してみました。原典仏教・・と言うところで、色々な話が出てきてそして著者の考えが延べられます。
カッサパ三兄弟の話や、アングリマーラの話など手塚治虫の「ブッダ」でも使われた噺などが出てきて、「あーー、これがあの話の原点なのかーーちょっとマンガとは違うよね、面白い」とか思いながら読んでました。個人的には「七 モッガラーナ」の話が日本のお盆とリンクして面白いなと。
手塚治虫がブッダの最終巻で書いている通り、スバッダの話のように色々と原典からまげて描いていた部分があったりして、そのへんは「そうなんだ!」とか思いながら面白く読むことができました。なぜ手塚治虫はここで話を変えたんだろうかとか思いましたがまぁそれは凡人の思うこと。(アナンダ尊者の事もね)
面白いと思ったのは、ブッダの前世の話が結構あること。これらはブッダはいかにして生前良い行い、徳を得て、ブッダとして生まれ変わったかと言うような話なんですが、今の映画とかになぞればアナザーストーリーな訳で時代が違えばこれがエンターテイメントだったんではないかなと感じました。
1時間もあればサッと軽く読めるようなものですので、一時ブッダの原点話を面白く読んでみるのもいいかもしれませんね。
- 作者: 手塚治虫
- 出版社/メーカー: 潮出版社
- 発売日: 2000/04/01
- メディア: 文庫
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