- 作者: イザベラバード,Isabella L. Bird,高梨健吉
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2000/02/01
- メディア: 文庫
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漫画で「不思議の国のバード」というのを見つけ、有頂天になって購入。読んでみると面白い。ということで原作を読んでみたくなった。奥地紀行は以前に宮本常一先生の略本を読んでいて、非常に面白いなと感じていて、今回もまぁ読めるだろうと購入た。ところがどっこい・・・
この本を読む限り、日本はこの旅行家が来てとても幸運だったのではないかと感じた。自分が歴史などで教えられたこのころの外国はというと、どちらかというと「日本を食い物にする外国」であり、生麦事件だのといった外国との軋轢があったりと殺伐としている。でも彼女の文章はどちらかというと「公平」であり、先入観を持たない目で書かれている。
http://d.hatena.ne.jp/arcanum_jp/20130221/1361455889
4信あたりですでにオーバーフローぎみ。情報量多すぎw。にしても彼女の見た、文章で表現する景色が僕には想像出来ないのが悲しいと感じた。読めはすれど文化的、歴史的な知識が無いから想像すら出来ない。悲しい。それが読み始めて感じたこと。
バードの著書を読んで感じたのは、バードが当時の風習を感嘆の文章で書けば書くほどに、僕たちは今なくなってしまった風習が文章で書かれても思い描くことすら難しく、手紙を送った先の妹が遠い日本の風景を知らないままに思い描くのと同じように、高々100年前の昔の日本はすでに僕らにとっても外国なのではないかと感じた。
いかに以前読んだ宮本先生の本が、宮本先生の目を通した情報で自分に語り掛けていたということだろうか。
- 作者: 佐々大河
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / エンターブレイン
- 発売日: 2015/05/15
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