arcanum_jp’s blog

おっさんの日記

日本史リブレット「中世に国家はあったか」「旧石器時代の社会と文化」を読んだ

いつも楽しんでる日本史リブレットシリーズ。読んでみたけどちょっと諦めたのでとりあえずログぐらいに残しておく。

 

中世に国家はあったか

中世に国家はあったか (日本史リブレット)

中世に国家はあったか (日本史リブレット)

  • 作者:新田 一郎
  • 発売日: 2004/09/01
  • メディア: 単行本
 

 *国家*を定義する事により題名の中世に国家があったか?について議論。東寺の天下泰平国家安全を引き合いに、当時の国家と呼ぶものは何か?また今現在の国家とは何によって定義されるのか?と言うところから始まる。

前書きによるとそもそも国家の定義は中世と今では異なる。国家は古代中国では皇帝を差し、源頼朝などが言う国家も同様に天皇、朝廷を差している。現在の定義はと言うと厳密な定義は無いのだが、主権、国民、領土の3つを求められる事が多いと著者。

求められると言うのは、国家として成り立つと言うのは現在では国際情勢の中、国家として*認められる*と言う事が必要になっているため。

前書きより先の話は言い回しが難しく自分には読めず。諦めた

 

旧石器時代の社会と文化

旧石器時代の社会と文化 (日本史リブレット)

旧石器時代の社会と文化 (日本史リブレット)

  • 作者:白石 浩之
  • 発売日: 2002/05/01
  • メディア: 単行本
 

 

自分が面白いと思う縄文時代弥生時代あたりよりも前の遥か昔についての考察。縄文以降は土器などが研究の中心になってくるけど石器時代は矢じりなどの石器がが中心となってくる。

本書でも紙面の殆どは石器の話で終始進み、石器の産地、そこから当時の人たちの交流によって産地の石がどこに運ばれたか?当時の人の生活などが発掘された石器から特定される。

にしても本書でも指摘されるがいわゆる神の手による捏造事件は2000年で既に20年も前になるがその影響が研究にくらい影を残しているのは残念な限りだと。