どうも。レジンクリエイターのあるかなむです。(大嘘)
レジンで遊んでると原型を作ってシリコン型にして大量生産!ってのに憧れると思います(え?そんなことはないって?)
まだ難しいものは作れないので片面取りで作れるものを考えます。
原型を作る
始めに原型をつくります。こんなの作りたいなぁなんて書いてみます。普通にキーホルダーですね。頭に金具ぶっ刺してキーホルダーにします。あぁ、キャラが一瞬可哀想に感じますがそんなのは一瞬です。
そして石塑粘土を買ってきてこねこねして作っていきます。こんな感じにできました。
実際には顔の部分を作って乾いたら髪の毛を乗せて、目と口は後からデザインナイフなどで削っていきます。乾かし→次の部品乗せるの繰り返しでだいたいこれ作るのに1週間です。
シリコン型を作りレジン原型にする
シリコン型はこんな感じのA液B液に分かれてるのを使います。同量を混ぜて使うタイプです。混ぜてすぐ固まるか?というとそうではないので1、2時間ぐらいはこいつ本当に固まるのか?なんていつもハラハラします。
さて、AB液を混ぜたままではシリコン液には混ぜた時に入り込んだ空気がたくさんありそのままシリコン型枠を固まらせてしまうと泡だらけになります。
なので型枠にシリコンを流しこんだあと、脱泡する必要があります。
脱泡機なんて本格的なものは素人には使えないのでこういう密封容器にシリコン流し込んだ型枠を入れてスコスコっと空気を抜きます。見てるだけでじゅわじゅわっと泡が出てきて意外に抜けます。
これに入れてからだいたい1時間も放置してると泡はほぼ抜けますね。
型枠ができたらレジンを流し込んでこんな感じの表面でできあがります。
表面ボソボソですね。原型が石塑粘土なので仕方がないです。
レジン原型を磨く
これはこれで味があってよくてこれで良いか?と思いましたがこれを磨いていきます。
できたレジン原型がちょっと厚すぎたので一旦裏側を1〜2mmほどサンドペーパーで削りました。レジンを1mm削るってやった人いるなら分かると思いますがものすごい労力です・・・
表面はサンドペーパー240番ぐらいと2000番、あとプラスチック用コンパウンドを何度も行き来して磨いていきます。だいたい1週間ぐらい暇を見つけては磨いてます。仕事終わってTV見ながら手は布で拭き拭きしてる感じでしょうか。
造形が複雑な部分はもうツルツルにするのが難しくてどうしようもないです。その辺同じようなのを作ってる方はどうやってるんだろ?
そしてこんな感じになります。
これを基にもう一回シリコン型を作ります。
そして出来たのがこちら。うーん、、、なんだろうこのゼリー感。プルプル感、、、スライムきりたん?そんな言葉が脳裏を。
そしてこんな感じに大量に作っていた。
予定ではこんな感じでマットな感じで多色にするつもりだった。これは色は適当で多色で固められるか?の実験で作ったもの。技術的に、1つ作るのにかかる時間、まぁ無理だなwってなりました。なのでツルツルにするか!って方向転換したのが今回でした。
これは目だけ色を付けてみたパターン。これはこれでいいかも。
こちらは蓄光パウダーを入れてみたもの。100円ショップの蓄光パウダー、全部入れるつもりで入れないと全然光らないですね。
という事で何か作りたいという欲求はずっとあってたまにこんな皆から見たらなんじゃこりゃなものを作っては満足してるわけです。いや満足してない。
SNSに放流してもあんまりいいねや話題にはなりません。BOOTHで売っても売れる事もありません。これほど労力に対して承認欲求が満たせないものは無いですね・・・じゃぁなんで作るんだよ!承認欲求じゃねぇよ作りたいからだよ!
と枕を濡らしながら今日もふて寝をするのであった。