おおきなカブ
童話である「おおきなカブ」子供を寝かしつけるのによく使います。内容は簡単で、
- 爺さんがカブを植えた
- 収穫時期にはカブは家ほどの大きさになった
- 爺さんは引き抜こうとしたができなかった
- ばあさんを呼んで抜こうとしたが抜けなかった
- 孫も呼んで抜こうとしたが抜けなかった
- 犬も呼んで抜こうとしたが抜けなかった
- 猫も呼んで抜こうとしたが抜けなかった
- ねずみも呼んで抜こうとしたら抜けた
- バンザイ、バンザイ・・・どっとはらい
こんなもんだと思います。でもコレを単に言い聞かせてしまうと、ものの2分で終わってしまうので、こんな感じに話します。
- 爺さんはある年に10個のカブの種をまきました。
- 毎日毎日一生懸命に水をやり、雑草を取り、大切に育てました。
- 秋がきてカブが大きくなり、おじいさんはカブを抜こうと数えました。
- 1,2,3,4,5,6,7,8,9・・・あれ?1つ足りないなぁ・・・
- もう一度数えてみよう
- 1,2,3,4,5,6,7,8,9・・・あれ?やっぱり1つ足りないなぁ・・・
- ※このとき、一緒に数を数えるようにします。
- 1,2,3,4,5,6,7,8,9・・・あれ?やっぱり1つ足りないなぁ・・・と思い、空を見上げると
- 爺さんの前には大きな大きなカブがありました。
- ※上を見上げるようにします。
- ひぇぇ!なんて大きく育ったんだ。そこでおじいさんはカブを抜くことにしました。
- おじいさんはカブの葉っぱを持って引き抜きました。
- 「よっこらせ!どっこいしょ!」
- ※ちょっとゼスチャーを入れます
- でも抜けません。そこでおばあさんを呼びました。
- 「ばあさんや、こっち来てカブを一緒に抜いてくれや・・・」
- ばあさんが来てカブを見て腰を抜かしました。「なんて大きなカブなんじゃ」
- おじいさんはカブの葉っぱを持って、ばあさんはおじいさんの服を持ってカブを引き抜きます。
- 「よっこらせ!どっこいしょ!」
- ※ちょっとゼスチャーを入れます
- でも抜けません。そこで孫を呼びました。
- 「孫や、こっち来てカブを一緒に抜いてくれや・・・」
- 孫が来てカブを見てびっくりしました。「なんて大きなカブなんだろうね」
- おじいさんはカブの葉っぱを持って、ばあさんはおじいさんの服を持って、孫はばあさんの服を持って、カブを引き抜きます。
- 「よっこらせ!どっこいしょ!」
- ※ちょっとゼスチャーを入れます
- でも抜けません。そこで犬を呼びました。
- 「ポチや、こっち来てカブを一緒に抜いてくれや・・・」
- ポチが来てカブを見て尻尾を尻に隠しました。「キャンキャンキャン・・・」
- おじいさんはカブの葉っぱを持って、ばあさんはおじいさんの服を持って、孫はばあさんの服を持って、犬は孫の服をくわえてカブを引き抜きます。
- 「よっこらせ!どっこいしょ!」「きゅぃーん」
- ※ちょっとゼスチャーを入れます
- でも抜けません。そこで猫を呼びました。
- 「タマや、こっち来てカブを一緒に抜いてくれや・・・」
- タマが来てカブを見て飛び上がりました。「ニャニャー・・・」
- おじいさんはカブの葉っぱを持って、ばあさんはおじいさんの服を持って、孫はばあさんの服を持って、犬は孫の服をくわえて、猫は犬の尻尾をくわえてカブを引き抜きます。
- 「よっこらせ!どっこいしょ!」「きゅぃーん」「ニャニャー」
- ※ちょっとゼスチャーを入れます
- でも抜けません。そこでネズミを呼びました。
- 「ネズミさんや、こっち来てカブを一緒に抜いてくれや・・・」
- ネズミが来てカブを見て飛び上がりました。「チュー・・・」
- おじいさんはカブの葉っぱを持って、ばあさんはおじいさんの服を持って、孫はばあさんの服を持って、犬は孫の服をくわえて、猫は犬の尻尾をくわえて、ネズミは猫の尻尾をくわえてカブを引き抜きます。
- 「よっこらせ!どっこいしょ!」「きゅぃーん」「ニャニャー」「チュー」
- 「よっこらせ!どっこいしょ!」「きゅぃーん」「ニャニャー」「チュー」
- 「よっこらせ!どっこいしょ!」「きゅぃーん」「ニャニャー」「チュー」
- ※ちょっとゼスチャーを入れます
- すぽーんと、カブは抜け、空高く舞い上がりました。カブは家を飛び越え、家の向こうに落ちました。
- 「どすーん!」地震のように地面が揺れました。
- おじいさんと、おばあさんと、孫と、犬と、猫とネズミは飛び上がって喜びました。
- 「ヤッター!」「ワンワン」「にゃぁ〜」「チュー」
- その夜、大きなカブはコンソメと一緒にコトコトと煮込み、おいしいスープをつくりました。
- そして、おじいさんと、おばあさんと、孫と、犬と、猫とネズミはたくさん食べましたとさ。
- どっとはらい
繰り返しと、だんだん長くなっていく同じようなフレーズが肝心で、繰り返すときはゆっくりと子供と一緒に言うように話すのがミソです。やりようによってはもっと話を引き伸ばすこともできますが、ウチではコレぐらいに落ち着いたようです。