arcanum_jp’s blog

おっさんの日記

ビッグコミック 2010/03/05発売号


 やっと買ってきた。

JUN太郎(JUNは'春'の下に'虫'、'虫'と書いてじゅんと呼ぶ漢字)

 2人の女性に対する思いになんか泣けてきた。


作中にあった伊勢物語の23段へのリンク

昔、幼なじみの男女が、筒井筒(=丸い井戸の竹垣)の周りで、たけくらべをしたりして遊んでいた。 二人は長ずるにつれて互いに顔を合わせるのが恥ずかしく感じ疎遠となってしまったが、 二人とも相手を忘れられず、女は親の持ってくる縁談も断って独身のままでいた。 その女のもとに、男から歌が届く。二人は歌を取り交わして契りを結ぶ。

「井戸の縁の高さにも足りなかった自分の背丈が伸びて縁をこしたようですよ、貴女を見ない間に」
「貴方と比べていたおかっぱの髪ももう肩より伸びましたよ、貴方以外の誰が髪上げ(=成人することの印。そのまま結婚する事が多かった)できるものですか」
こうして夫婦となった二人であったが、やがて妻の親が死に、暮しが貧しくなり、夫は他の女のもとに足しげく通うようになる。 ところが、夫を送り出す時も妻は怒りの素振りも見せない。不審に思った夫が隠れて見ていると、綺麗に化粧をし、物思いにふけったように歌を詠む妻の姿があった。

「風が吹くと沖の白波が立つ竜田山を、夜中に貴方は一人で越えているのでしょうか。(ああ、心配だ)」
その心根にうたれた夫は再び妻の元へと帰るのであった。

筒井筒 - Wikipedia

 うーん、なんともこんな物語が書かれていたとは。マンガが呼び水になってこんな感じに昔は全然興味がなかった古文の世界も面白そうに思えてくる。古文をいまさら読むのは気が引けるんだけど、現代約でいいんでどこかに本はないだろうか・・・

深夜食堂


 「お互い住む世界が違い過ぎていたよ」で、弟がどんな世界に居たのかがわかる。で、弟登場。見るからに死ぬ間際のような感じ。この予感はあたって最後は泣けてきた。今回はいつもと違い、左のページで終わるのでなんか唐突な感じがした。

あんどーなつ

 いつも前向きするぎて表情が表に出る主人公にいつも戸惑う感じがしていたが今回はなんか主人公の心が気持ちが良かった。東出先生は自分と同じなんじゃないかと思った。深読みして自滅するさまなんか自分とかぶっている。今回はあんどーなつの気遣いで彼女が喜んだとき、なんか自分のことのように感じた。