arcanum_jp’s blog

おっさんの日記

関係者は僕のことだ!と喜ぼう。〜CEDEC AWARDS 2010 最優秀賞発表〜


 こちら、リンクのリンクから知った。

やっとベーマガが評価された

ベーマガはゲーム開発以前に、そもそもPC自体がマイナーだったころのPC普及に貢献したとかあるとおもいます。

技術そのものは各機種ごとの専門誌にくらべてさほど大きいことはやっていないのですが、すべての下地になっているというか。投稿プログラム以外の存在も大きかった。

やっとベーマガが評価された - しんさんの出張所 はてな編

 僕はビンボーな家に住んでいたので、たまたまMSXを購入したけど遊ぶゲームが無くてしかたなく友達から紹介されたベーマガのプログラムをチマチマ打ち込んで遊んだのが始まり。実は2時間ぐらいかけて打ち込んだ割には、市販のファ●コンのゲームと比べるとあまり面白くねーんだよね。それで次、次と打ち込んで、プログラムなぜか覚え、僕もゲーム作ってみてぇってなった。


 毎号xx本掲載!なんて書かれてた時期もあったけど、実際は機種ごとに2〜3本が限界で、機種を横断してやりたいプログラムがあれば解析して自分の機種用にするにはどうしたらいいか、どこを削ったらいいか、または、どこを発展させたら面白いか!どこの変数をいじったらそのゲームでの最強モードができるか(裏技!)といったことを自然とさせてくれた。


 プログラムで遊ぶ上で(これはプログラムを勉強するとは言わないのがミソ)身につけるべき、「解析」「模倣」「発展」といった、今の入門書だけをやって覚えた気になっている人にはわからない次のステップを自然と遊びの中に見出させてくれたことが大きいと思う。


 今の言語を覚えたい人達のかわいそうなところは、自分がやりたいことをする以前にIDEだの、IDEでは本質を覚えられないからコンパイラを使った方法を覚えたほうがいいだの、周辺技術を覚えなくてはならないなど、やりたいこと以外の情報が多すぎるってこと。BASIC覚えてF5さえ知っていれば良いっていう時代に育った僕らは幸運だったってことだね。エラーメッセージ(特にIllegal Function Callね!)には悩まされたけど、上の3つのステップに集中できた。


 元記事でも書いていたけど、ベーマガの貢献は、昔の親達の目から見た悪名「ゲーム」から始まったけど、今のゲーム、IT業界など技術者を広く排出した点で、今回の賞以外にももっと受賞すべきだと思う。



CEDEC AWARDS 2010 最優秀賞発表

ゲームプログラマーの育成に対する多大なる貢献
元 『マイコンBASICマガジン』 編集部とプログラム投稿者
(代表者 同誌元編集責任者 大橋太郎) 株式会社電波新聞社

CEDEC AWARDS 2010 最優秀賞発表! | CEDEC 2010 | CESA Developers Conference

 大橋太郎さん、実は編さんのモデルだったりして。CEDEC AWARDSなんてものがあったのも知らなかったけど、素直におめでとうと言いたい。対象者が編集部と、プログラム投稿者となっているところがミソ。アノ時代、ベーマガに採用された幸運な人を除くと送っては不採用、また送っては不採用となった人も沢山いただろう。そういいう人達も受賞者の一人だ!なんかこの賞を決めた人に暖かい声援を送りたくなってくる。多分、その不採用の人達の中にCEDECの中の人達もいて、苦い経験をしたのだろうか。

ベーマガにゲームPG送って採用された人、されなかった人、どちらもアノ時代の思い出を誇りに思おうではないか!


 うーん、ビールがうまくなる記事だ!そうだ!今日はもう一本!
 

 自分(nigredo)もMSXで何度か載ったよという話になったけど、今回のプロジェクトには同じくベーマガ世代が何人かいて、実際に掲載された人もいるようだ。「やっぱりベーマガって言ったら森巧尚さんの作品だよね!」とか・・・

今日、ベーマガ世代に会ったよ - nigredoな日々 〜 arcanum.jpの出張所 〜

関連リンク集

ALL ABOUT ベーマガ
http://www.north-wind.ne.jp/~yoshino/

 ベーマガのデータ集を公開。あと2次創作。この人にも拍手を送りたい。