arcanum_jp’s blog

おっさんの日記

「ITエンジニアに読んでほしい!技術書・ビジネス書大賞(エンジニア本大賞)」で読者プレゼントもらって喜ぶサルの図

本を選ぶイベント「ITエンジニアに読んでほしい!技術書・ビジネス書大賞(エンジニア本大賞)」の第一弾の投票、第二弾のプレゼン大会が無事に終了し、「技術書部門大賞」、「ビジネス書部門大賞」、各選考委員による「特別賞」が決定いたしました。みなさまのご参加ありがとうございました。

ITエンジニアに読んでほしい!技術書・ビジネス書 大賞 2014
とある昼下がりの不届き者がぁ!

 とある昼下がりピンポーンとチャイムを鳴らす不届き者、、この時間子供の昼寝で寝かす寸前でもう眠ろうとしているところに・・・ぐぬぬ・・・手打ちにしてくれようか!多分こんな不届き者はぁ!多分「xxxと言う会社の者です、玄関先にお願いします」とか要件も告げずに出てきたところに「太陽光にご興味はありますか?」とか「神を信じますか?」とか言ってくる輩に違いない・・・僕の怒髪は天を突く寸前・・・


 しかーし!!玄関を開けるとなかなか綺麗な人。敵もなかなかやるな・・・今度は美女で懐柔作戦と来たか・・・ヌフフ・・ソチも分かっておるの・・・と思ったら佐川の配達の方でした。orz...でも誰からも荷物を貰うなんて予定はなく、最近魚貝類の送りつけ詐欺が横行していると言うニュースを思い出す。「わわわわワタシ、そのぉ荷物ぅ・・受け取れまえん・・・」とか言おうとしたが貧乏人の性か受け取ってしまう。送り主は翔泳社さんらしい。ええ?あの翔泳社さんですか?私何の関係が・・・あわわ・・・


 不審な感じがしたが中を開けると「ITエンジニアに読んでほしい!技術書・ビジネス書大賞(エンジニア本大賞)」の読者プレゼントでした!なんと!自分はお勧めの本を書いただけなんですがwwもらっちゃった!ラッキー!ウホウホとかクルクル踊りながら中を開けると・・・「これだけPDCA」と言う本。

これだけ! PDCA

これだけ! PDCA

 ガーーン。。。あぁ・・・いまさらPDCAか・・・会社の評価制度で散々言われているけどなんか全然回っていないPDCなんとか・・・orz...なんか小さなナントカって言う本ほしかったなぁ・・・と指をくわえてプレゼントに不満を示す大ばか者な私なんですが、、、まぁオレPDCA弱いしな・・・自分作ったサービスもPDまでしかやらない馬鹿モンだし・・・多分そうだ、、、そんな僕をずっと見ていた翔泳社さんが僕にくれた、ためになる本なんだ・・・ありがとう翔泳社さん(お前はなんの大物だ!)

読んで変わるその面白さ

 でも、読んでみるとこれまた面白い。これ、どちらかと言うとPDCAを回す人、つまりなんかのリーダーになる人向けに書かれているっぽいんだけど、内容はリーダー云々じゃなくて個人の行動改善って考えれば凄い良書。さすが技術書・ビジネス書大賞に入っているだけある。2年前の本だけど。単なるPDCAの説明本とは違い、PDCAを回すその下地になるリーダーの心構え、組織、その構成する人としてのあり方など多岐にわたる話でひょっとするとこれはノウハウ本ではなく自己啓発本の類いなのではないかと。


 この人の文体は今まで読んだ人の中では行動分析学をビジネスに利用する舞田竜宣さんの本とかに近い。なんでそう思ったかなーーなんて風呂入りながら考えていたんだけど、「現場感」じゃないかな。えてしてこういう本は理論ばっかりで机上の空論、あーーハイハイハイ・・・タカの目タカの目って感じのがあったりするんだけど、なんか現場の気持ちをわかった上でじゃあどうしましょうか?って感じなんすかね・・・


 PDCAの本と言いつつ、まあいわゆる、「全員が一丸となって」動くんだよってことをPとDとCとAの章で示しているんだけどこういった考え方、動き方は以前読んだ「サービスが伝説になる時」に近いじゃないだろうか。「サービスが伝説になる時」もリーダーはビジョンを示し、実現するためにリーダーは自分から行動し、皆の動きやすい環境を用意する。という話を手を変え品を変え書いていた本だった。


 内容そのものには目新しい事はないんだよね。当たり前と思われることを書いている。本書で紹介されるフレームワークもどこかでいつかは読んだようなもの。でもそれらを効率よく使えていなかった自分はダメダメなんだろう。


 五章のしがらみの話は怖いね、人間は習慣の生き物、習慣に沿っていれば頭なんか使わないし、今のしがらみを壊さずにいれば現状維持はできる(ような気になってしまう)でも未来永劫変わらない世界は無いわけだし、そうするとその習慣、しがらみを絶ちきって新たな習慣を作るって事で絶えず変わっていかなくちゃならない。PDCA回すってことは大変なんだけど生きる上で必要なんだろうね。


 195ページで「挨拶にしても5Sにしても、それが徹底されていた方が良いというのは、誰もが分かっていることです。それにも関わらずできていない組織は「本当は良いと思ったことも徹底できない」体質なのです」とあるがPDCA回すにしても何にしてもそれがその人、組織にとっての優先事項にならなければどうにもならないってことなんでしょうね。なのでその組織にとっての優先事項として実行するために本書にあるようにリーダーは仲間と目的を共有し、説得ではなく納得してもらうという下地が必要なんでしょうね。


サービスが伝説になる時―「顧客満足」はリーダーシップで決まる

サービスが伝説になる時―「顧客満足」はリーダーシップで決まる

上司に薦められて読んだ。以前から会社ではお勧めの本としてあったが読むのをためらっていた。が、上司の強制というありがたいメソッド発令で読むことになった。

http://d.hatena.ne.jp/arcanum_jp/20110612/1307885804


行動分析学マネジメント-人と組織を変える方法論

行動分析学マネジメント-人と組織を変える方法論

行動分析学の事をもうちょっと知識として勉強したいと思い、新しくなった仙台のイービーンズ(ジュンクドー)で書籍検索に偶然引っかかった本。帰り際ちょっと読んで「あぁ、ちょっと間違えたジャンルの本選んでしまった・・・」と思ったが、読み進めるうち、ことごとくその思いは裏切られた。良書。

http://d.hatena.ne.jp/arcanum_jp/20111205/1323092596
ちなみに僕の推し本は

 ちなみに僕が推した本はこちら。けんすうさんのブログ(http://blog.livedoor.jp/kensuu/)で昔書いてあって興味を持って読んだもの。(今記事を探したら見つからない・・・もしかして違う人なのかな?)自分にとってすごくためになった本。ご興味のある方は読んでみてくださいな。

パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学

パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学

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