arcanum_jp’s blog

おっさんの日記

それでもボクはやっていない

 先日TVでやっていたのを途中から見て感想を。

 正直怖いなぁと思ってしまいました。自分自身満員電車に乗る機会は無いし、基本的に自転車通勤だし・・・と思うとあまりこのような境遇にはならないかなと・・・ちょっと思ってしまうが、痴漢の冤罪と言うありふれた題材を扱っている分実際にはちょっとした事(事故、セクハラ、ご近所付き合いなど)で事件、訴訟に巻き込まれる可能性があるんでは無いかと思わされるところが怖い。


 劇中、幾度と無く繰り返される「日本の有罪率」が複線となり結末は目に見えていたけど、でも正直無実になって欲しいと思う自分がいて、見ているときに心のなかで凄い葛藤があった。


 裁判官の判決は、自分の考えていた結末と一致したので、なるほどなぁと思うし、逆に無罪だったら現実を映していない映画な訳で面白くもなんとも無いと思う反面、先ほどの葛藤のため「何で無実じゃないの??」っていう矛盾した気持ち。


 裁判官が判決を決定するが、これが「12人の優しい日本人」(12人の怒れる男たちも??)などのような陪審員制度の場合は結末がどうだったろうかと考えてしまう。陪審員は高校生の味方になるだろうか、それとも主人公の味方になるのだろうか。