勉強会を開いた理由
デブサミでDevLOVの講演を聴き、「明日自分は何ができますか?」その問いに僕は「勉強会を開く」を選んだ。即実行しよう。それが始まり。まぁそれだけじゃなく、そのとき切実に思っていたことがあって、TwitterBOTを運用していて、このつくり方とか、この運用方法でいいのかなとかそういった事を考えていた。僕の周りにはそういったことを相談や話せる人が誰一人としていない。会社や現場の同僚に聞いても「Twitterおいしいの?」とか「なんで仕事以外にPCとか触る必要があるの?」とか「へぇ〜家でもプログラムするんだ、スゲー(冷笑)」とかいった意見しかなく、とてもさみし〜い思いをしていたのでゴザル。
「参加者にどういう価値を提供できるだろうか」コレは開いた場合の自分の利点。勉強会に来る人達にはどんな利点を提供できるのだろうか。東北デベロッパーコミュニティの運営委員である村松さんに相談したときに気付かされたこと。そこで考えたのはTwitterでBOTという狭い範囲ではなくTwitterアプリとしよう。またTwitterアプリは何で作るんだろう。楽しいから?作って公開するのは楽しいけど、それがゆくゆくお金(マネタイズ)に発展したら一石二鳥でもっと楽しいよね、開発者ってそういうところにいるんだよって事を知ってもらいたい。これが僕の考えた参加者への利点。これを元に勉強会の骨子を作ることになった。
そうしたら話は早い。勉強会はできれば定時後の1時間ぐらい。2週間に一回ぐらいとかの高頻度でやっていけば色々とできるのではないか?@Keiichi_Shigaにも言われたが、ちょっとそれは甘く勉強会自体は2時間ぐらいないと来る人が躊躇する。そう考えると2時間ぐらいがいいんではないか?そして2時間で3人発表+ブレストという考えに落ち着く
登壇者は自分と、誰か2人ぐらい。これは応援参加していただいた@masanobuimaiにお願いしました。あとTwitter4jの山本裕介氏(@yusukey)それとブレインストーミングは最近お世話になっているFandroidのオープンアワーでのブレインストーミングの方法を参考にしました。これは参加者が3人ぐらいのグループになって5分間、お題についてブレインストーミングを行う。グループの人を変えて何度か同じく5分間のブレインストーミングをする。終わったら各自面白いと思ったアイデアを1枚の紙に書き出し、それを発表するという方法)これに石井 力重さん著「アイデア・スイッチ」からエクスカーションの方法を取り入れました。
内容
Twitter APIを使ったアプリケーションを作っている方、もしくは作りたいと考えている方の情報交換会(勉強会)を開きます。以下の内容を想定しています。
- TwitterまたはTwitterアプリを開発から運用など幅広くノウハウ等を情報交換する場の構築
- TwitterまたはTwitterアプリを開発したい方が、ノウハウを効率的に勉強する場の構築
- 将来的にはTwitterに限らず、AndroidでもIphoneでもFacebookでもなにかサービス/アプリを作っている人の情報交換会にしたいです。
以下の方たちを対象に、今回は様子見として座学中心で何人かの方に発表&質疑応答をしていただき、ブレストでTwitter APIを使ったアプリケーションで何が作れるのかについて広げてみたいと思います。Twitterアプリ作りたいけどネタが無いというかたはこのブレストで何かしらのヒントが出来ればいいですね。
基本的に「作っている人」の情報交換会として、「作ってみたい人」の気軽な勉強(ノウハウの習得)の場として提供できればと考えております。「俺、こんなの知っているから発表してみたい」「こんなの作ってみたいんだけど、どうかな」というネタがあれば、奮って発表していただければと思います。LTのように5分という短い中で発表するのとは異なり、かなり自分の言いたい内容を言うことが出来ると思います。なにか発表してみませんか?
19:00 - 19:20 | 細川 慎也 | Twitter BOTについて自分のノウハウ | |
19:20 - 19:35 | 片平 裕市さん | Twitterとの付き合い方 | |
19:35 - 20:15 | ブレインストーミング | Twitter BOT/アプリの可能性について何か | |
20:15 - 20:35 | 今井 勝信さん | GaelykとTwitterAPIで出来ること | |
20:35 - 20:55 | 山本 裕介さん(twitter4jの人) | Twitter4Jのこれまで、Twitter4Jのこれから | |
20:55 - | 撤収作業 |
内容はみんな非常に面白かったです。片平さんの苦労とかよく分かります。今井さんのGaelykの話から定番のIntelliJの話とか。山本さんの話に至ってはやっぱり世界に羽ばたいている人の話は凄いですね。面白いです。まぁそれに比べて自分の話は・・・なにか価値を提供できたのかなと思ってしまいます・orz...
懇親会までを通じて感じたことはTwitterアプリ自体はもうレッドオーシャン。既に飽和状態にある。しかも画像とか短縮URLとかプラットフォームであるTwitter社が食いにかかっている。周辺サービスはもう無理。そこからTwitterに限定しちゃうとTwitter社が相手にしないようなもっとニッチな市場を探すとかしかない。それだったらTwitterを基盤とした何かサービスを作ったほうがよいとのこと。ForeSquareはTwitterのユーザーを誘導している典型的な例だよね。
僕もTwitterアプリを作り時は、単にTwitterは蛇口をひねると情報って言う生のソーシャルグラフがジャーっと流れてもらえる場、そこからどういう情報を取捨選択してサービスを作る必要があるか、いわば先のTwitterを基盤としてみていたので、なるほど納得という感じがしました。SOICHAを企画した森さんのTwitterをストレージとして使う案なんてのも面白かった。
今回の反省点とかこれから考えること。
時間管理について
当初、1人あたりの時間については20分と用意時間に5分を見込んでいた。この5分のバッファがあればいろいろとアクシデントがあっても吸収できるのではないかと。あと最悪ブレストをつぶしてしまえばいいし。しかし、これに含まれていない時間がある。発表のあとの「質疑応答」の時間。次はこの辺も入れてもっと緩やかな時間にしたらいいと思う。
告知について
はじめTDC(東北デベロッパーズ・コミュニティ)のメーリングで7月中旬ぐらいに「TwitterBOTの勉強会」を開きたいという旨のメッセージを流した。それから実際の告知とatndへの登録は8月に入ってから。再度TDCのメーリングに告知したのは先の松村さんから「そういえばTDCメーリングに流した?」って言われてから。その後IT勉強会カレンダーへの登録願い。このことから、今回は告知の方法がちょっとバラバラでまずかった。次回は次の告知を一度にする必要がある。(1日で終えるのは結構大変かも)
※プラスして、毎日Twitterでのツイート。(結構これみんなやってますね)
遠方からのスピーカについて
今回はTwitter4jの山本さんに来ていただきました。イケメン効果すごいっす。松村さんとのTwitterでのDMで「呼びたい人いますか?」とあり迷わず山本氏を、理由はお世話になっているから。あと、先のマネタイズの件もあるし。Twitterでどうですかとツイートすると快く引き受けてくださりました。しか〜し!自分は大事なことを忘れていました。そうです。交通費、宿泊費などです。これを始めに確認せずにやってしまいました。次からは確認しよう。
- 来てもらえるか
- 旅費、宿泊費はかかるか?
- 今回の勉強会は無料で台所事情を説明し、それでも来ていただけるか?
懇親会について
今回は「まぁ山本さん来るし、みんな来るだろう」という「だろう」的な考えで2日前に10人ぐらいの席を近くの牛タン屋にとっておきました。atndでも懇親会についてはあまり触れていません。次からは、ちゃんと触れよう。
- atndで、「懇親会あります(場所未定)」と明記
これだけで呑ん兵衛は心積もりができます。
会場について
今回はST-WORKSさんにおんぶに抱っこ。ココが開いていなかったら今頃どうしようかと思っていた。初めから場所を提供していただいたこともあり、今回の勉強会は場所については一切考える必要が無かった。今思うとこれは大きい。@mizutama8ありがとうございます。これに関しては次以降会場の取り方を勉強する必要があるね。有償の会議室を借りた場合は自分持ちにするのか、参加者からいただくのか、それとも協賛を募ってそこにお願いするのか・・・結構勉強会にも色々なものがあるって感じた瞬間
お客様にとっての価値
勉強会を開く理由は自分にとっての価値でいいと思う。それが自分へのモチベーションだし。でもそれに付き合ってくださる参加者であるお客様は何をモチベーションに来ていただけるのだろうか。勉強会でお客様に提示できる価値。それが大事なのかなと。
ハンズオンについて
今回は様子見ということもありハンズオンまでは手が回らなかった。次回以降やってみるとして、気をつけることは、以外に時間がかかることをAWS勉強会でハンズオンをしている@mizutama8に教えてもらった。いくら資料を詳細につくってもやっぱりつまずく人はいるもので、そういうところで時間管理が難しいらしい。たとえば、ハンズオンを実際にするのは2人〜3人に絞って外の人はその人を見るとか言うやり方もあるとのこと。次は検討。
率直な感想とか
今回、話していただいた片平堂の片平裕市さん(@katahirado)とか、今回はお願いできなかった、SOICHAの@h_moriさんとかお話を伺っていたのですが、凄いノウハウを持っている。色々なことが分かりました。イケメン山本さんのTwitter4jの今後とか。やっぱりみんな感じていることは同じなんだなと。
勉強会、無料のが多いけど有償のも当然ある。定時後に一般のサラリーマンが開くちょっとした勉強会。だから無料が当たり前。そう思っていたが、先の「参加者にお願い」「協賛を募る」とかそういうのを教えてもらった。というよりココロの中に「無料なんだから勉強会の品質について無責任にしていい」とか思っていたんじゃないだろうか。そう感じた。いきなり有償は難しいにしても協賛を募って遠方からのスピーカさんには交通費、宿泊費ぐらいは出せるようにするのが次の目標じゃないかな。楽しいって言ったって手弁当は大変だしね。
来て頂いた皆様、当日は私arcanum_jpのわがままにお付き合いくださり、有難うございました。
アンケート結果
4人の方から回答をいただきました。
質問1:ご職業は何ですか?
- 学生
- 無職
- 1名
- 会社員
- 3名
- 主婦
質問4:今回の講演の感想
スピーカー | 良い | 普通 | 悪い |
---|---|---|---|
細川(管理人) | 3人 | 1人 | - |
片平さん | 4人 | - | - |
今井さん | 4人 | - | - |
山本さん | 4人 | - | - |
ブレスト | 1人 | 3人 | - |
※まぁ、これは自分とブレストはご祝儀相場かな。次はもっと頑張るかと。
質問5:Twitterアプリについて今後作ってみたいですか
- 作る予定があった
- 1人
- 作ってみたい
- 3人
- やっぱり興味がない