arcanum_jp’s blog

おっさんの日記

「ゲームにすればうまくいく―<ゲーミフィケーション>9つのフレームワーク」を読んだ

ゲームにすればうまくいく 〈ゲーミフィケーション〉9つのフレームワーク

ゲームにすればうまくいく 〈ゲーミフィケーション〉9つのフレームワーク

 ※いつものごとく本の内容をまとめたものではありません。内容は無いようなんちって。

 いつものごとく本屋さんで何を買おうか迷走していて途方に暮れていたとき、「あ、なんか黄色くてビカビカ光る変な本があるぅ・・・」と手に取ったのでした。「なになに、ゲーミフィケーション、あれだな、仕事をゲーム化するってやつ、理論の本は難しすぎてね・・・頭禿げちまうよ、でもちょっと読んでみたかったんだよね・・・」なんて読んで見るオッサン。そして、冒頭のタイ焼き屋さんの話、読ませます。一気にこの本にのめりこみました。


  内容はいわゆるゲーミフィケーションを仕事に導入する際に、導入しやすいようにポイントを「オンボーディング」「目標」「可視化」「ゴール」「ソーシャル」「世界観」「チューニング」「上級者向け」「おもてなし」の9つの概念に分け、そのポイントを「g−デザインブロック」というフレームワークとして構築し、いくつかの実例を示しながら説明するものです。実例はというと、ディズニーのバイトでも高い従業員ロイヤリティがあるのはなぜか?とか、AKB48のじゃんけん大会、ハーレーダビッドソンの購入者のコミュニティなどわかりやすい例題がたくさんあり、読んでいて飽きないです。


 個人的には本の初めの方で説明された「オンボーディング」や「可視化」、「ゴール」などが行動分析学的な好子のマネジメントに似ていることから面白かったです。たとえば「オンボーディング」では「成功体験でオンボーディングを強化する」(93ページ)にあるように、①まず興味を持ってもらい、②価値があるサービスであることを知ってもらい、③ルールや遊び方を簡潔に伝える、とありますが、以前仙台にあの「ZAIM」の閑歳 孝子さんがイベントでいらっしゃったときの話で「いかに最初のデータを入れてもらえるか、そこに到達するにはどうすればいいか」的なお話をされたことを思い出しました。最初のデータを入れてもらうためにユーザを誘導するために、ダウンロードから最初のデータ投入までの離脱率を見て、改修していった等の事を言われていたような記憶があります。


 さて、自分の生活、仕事にこれを適用するにはどうしたらいいか。ゲームフィケーションという理論をフレームワークに落とし込んで説明していますので、自分の生活や仕事の内容を9つのフレームのどの部分でどういったゴールを決めていけばいいか考えるだけになりますのでとてもいいですね。


本の中で引用された本たち・・・ほんとはもっとあるけど自分が読んでないのを紹介できないな・・・


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