- 作者: 岩佐大輝
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2014/03/24
- メディア: Kindle版
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故郷の隣町のこと?と思って思わず購入。復興云々というより、起業のしかた、俺はこうしたって感じの本。単に復興ではなく、ソーシャルインパクト(社会への良質な刺激)を目指している。しかし熱い文章だ、問題勃発などその時々のイベントを面白く書いてる。楽しんで書いてるみたいだ。5章以降はもう熱い思いだけしかないね。自分の故郷に近いところでこんなおもろいことやってんだな。ほんとおもろい。先日実家に行ったけどコレ知っていれば行ってみたかったな。
その土地にコンテンツを、例えば品種をブランド化しても新しい品種が出来れば前のブランドを捨てることになる。そうでなく土地にコンテンツを付けてブランド化する。著者の例で言えばそれまで山元町であったイチゴをコンテンツとして山元町をブランド化する。コンテンツの名前はミカキイチゴ。それらを高速に実現するのがお金というツール。あとプロボノという制度の導入。イチゴの栽培で言えば家族経営から大規模な定量生産への道。そのためには以心伝心、技を盗め的なものではなく、ITと農業をくっつけること。そして世界を目指せ!
いい人に出会ったんだろうね。本の中に出てくる人出てくる人が著者の目を通して非常に魅力的に見える。いい人に出会ったんではなくて、著者が出会った人を好きになったんだろう。そうでないとこういった文章は書けない。
文章は熱く波に乗ればすごく面白く読める本です。著者のアッチッチなくらいの起業に対する心構え、そして著者の行動、行動からのフィードバック、いわゆるPDCAなどがおもしろおかしく描かれています。面白いですよ。