ツイッターで学んだいちばん大切なこと 共同創業者の「つぶやき」
- 作者: ビズストーン
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2014/10/30
- メディア: Kindle版
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2009年に尊敬する人の一人がツイッターを使っていたのでまぁなんだろ登録してみっかとか思い登録していて初めは何を書きゃいいの?っと思っていたが本格的に使い始めたのはいつだったか・・2010年頃かな?そのきっかけもTwitterでbotを作りたいってだけでなんらツイッターに思い入れなんざなかった。え?bot?つぶやきを検索してリツイートして何が面白いの?だけどやってみるか?それが今じゃ自分の黒い部分も含めてアイデアなんかのメモもごった煮になるぐらいにツイートする・・略
ジュンク堂に行って何読もうかな・・と漁っていたところ、こんな本が目にとまった。ジャック・ドーシーは名前は聞いたことがあるし、エヴァンなんかは運営者なのにツイートが少ないという・・・(また自主規制)でもビズ・ストーンって誰なんだろ?なんだこの色白の青い顔したオッサンは・・それがこの本を見た瞬間の感想。
もうなんか書いていてすごく自分って黒い人間だなと感じざるを得ない。上の文章もう悪意が満ちている・・俺って馬鹿だからさ、、嫉妬が思いが黒い方に行くんだな。「あーーおれ駄目だわ」「あーー、こんなのできやしねぇ」「やめとけ、また成功者の本かよ」「だーめーだーわー」
とまぁ黒い部分を書いたけど、読んで感じたのは、エンジニアでもない普通の若者だった著者、ビズ・ストーンがツイッターを創業して加わり、運営を通して、そして辞める、また新たな挑戦までを描いた中での、人間の性善説を根幹にした人間哲学です。おお!かっこいい!本書ではツイッターを通してドロドロした人間模様なども描かれますが、どうしてどうしてそんな暗い一面を覆い隠すような著者の明るく前向きな文章(まぁ訳だけど)に読んでるこちらも勇気付けられます。
全編を通して明るい著者の文章がにじみ出ていますが、下の百式でも書いていましたが
ビジネス書のわりには笑う箇所が多い本でびっくりしたのですが、彼はきっと笑わそうと思って書いているんじゃないんだな、というところがとても良いです。
ツイッターの買収をめぐってマーク・ザッカーバーグに会いにいくくだりでも、彼のシュールな描写がさえています。
http://www.ideaxidea.com/archives/2014/09/biz_stone.html
ここ、ほんと電車の中で「こちらが帰る人ふたり、だ」には笑ってしまう所でした。アメリカンホームドラマによくあるような間(ま)が面白いです。そんな著者のビズ・ストーンさんもそんな恵まれた人生を送ってきたわけでもなく、その辺も語られますが、そこからどうしてこんな明るい感情を出せるのだろうか。物事考え方次第なんだよね、、著書冒頭であった言葉を紹介して終わります。ここが一番気になった言葉だね。
p31
僕の定義する機会やチャンスとは、何かの行動を起こせる環境が整った状態のことd。僕たちは、チャンスが巡ってくるのを待ち、巡ってきたらすぐに気づいて、機が熟したところでつかむ、というやり方に慣れている。だがチャンスとは単に環境が整うことだと考えれば、なぜただ星が巡ってくるのを待っている必要があるだろう。失敗する可能性も高いチャンスをただ待ち、巡ってきてから飛びつくなら、行動を起こすのに適した環境を自分で動いて整える方がいいのではないか。自分でチャンスを作れば、最初にそれを活かせるのは作った本人だ。
Webサービスなんてそんなかっこいいものでもないけど、いくつも作ってきて心が折れそうになってきたけど、まだまだ、これからもどんどん作ってヤル!と思わせる一冊でした。
日本人なら「情けは人のためならず」という言葉なら知っているように、著書ではなんか日本人にとても共感できるような内容ですよ。
自分自身が熱心なユーザーになれなければだめだよって・・・俺に言っているようじゃぁありませんか!自戒を込めて。
まさにツイッターが出来るとき、デモ中はこの辺です。
おっと突然!こういうユーモア好きです。
百式でも書いてあったようにfacebookからの買収オファーはこの辺。