昨日書いたこれについて、そういえば劇中で主人公が武家社会の不条理さに打ちひしがれて泣いた折にこんなものを思い出していた。乱読している本の中の一つなのであまり正確には覚えていませんが。
ビックコミックオリジナル(黄昏流星群)
http://d.hatena.ne.jp/nigredo/20080923/1222177833
切腹 日本人の責任の取り方
- 作者: 山本博文
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2003/05/16
- メディア: 新書
- 購入: 3人 クリック: 26回
- この商品を含むブログ (26件) を見る
副題の責任の取り方はちょっとしか触れられていないが、武士の切腹について扱った本。劇中では町奴に絡まれて刀を抜くシーンがあったけど、武士が刀を抜いた場合、抜いて人を傷つけた場合などの処遇も書かれていたような気がする。(手元にないので記憶違いがあるかもしれませんが)
今の日本人から見れば「なんでそんな理由で・・・」といった切腹の理由など黄昏流星群の劇中で切腹した理由なんかまとも過ぎるって感じるぐらい。(今の感覚でいえば、劇中のあんな理由で死ねって言われるのもバカバカしいけど)でも劇中と似ていると思った点は、何も切腹が武士にとって何かの責任をとる場合の最良の死に方ではなかったところ。