- 作者: 安倍夜郎
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2007/12/26
- メディア: コミック
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主演のオヤジは小林薫さんですか!いいですね。原作の口数が少なそうな(物語はオヤジの心の声で進むんだけど)感じとは間逆ですがなんか、小林さんの性格もいいかなという感じがします。
と言うことで、(何が??)オリジナルストーリーを考えてみました。
第12345話
たまに来る客に細田さんって客がいる。この客、居酒屋に来るってぇのに袋入りラーメンなんてのを注文するんだ。卵をぽちゃんと落としたシンプルなやつだけどね。この人がくるたび思い出すことがある。あれはまだオレが食堂を始めるずっと前だったっけね。
昔のオレは料理の料の字すら知らないぐらい飯は自分で作ったことがなかったっけ。いつも彼女が作ってくれるんで、でもこれがまた旨いのなんのって・・・おっと、のろけちゃ駄目だな。
そんな彼女が風を引いて39度以上の熱がでて寝込んでしまったんだ。でも自分は料理なんてのは作れないしどうしようかと思ったとき、台所にあった袋入りラーメンが目に付いた。オレは必死で作ったね。それを彼女に差し出したとき、彼女はちょっとうつむいたまま
「か、風邪のときにこんな油っこいもの食べたら、おなかこわしちゃうよ。なんにも知らないんだから・・・」
と言う。オレが「何を!」って思って彼女を見ると、頬には一条の雫が伝わった。ポタポタと目から流れる雫がラーメンに落ちる中、彼女は必死に顔を上げて満面の笑みで食べ始めた。あんなもんでもうれしかったんだろうねぇ・・・あの笑顔をが食堂をやるきっかけになったんでないかなと思うことがある。
もちろん彼女役は篠ひろ子さんなんだけど、ん〜、なんかどっかのドラマのワンシーンを思い出すなぁ・・・じゃ、これはどうだ??
第12346話
こういう商売をやっていると誰も人のいない無人島ってのに行きたくなるのよ。ブルーシートと「すぐおいしい、すごくおいしい」っていうカップラーメンと小麦粉を持って。カップラーメンはお湯を沸かしてたべるんだけど、小麦粉をちょっと水でといてそれをラーメンに入れるんだ。本当は小麦粉じゃなくて片栗粉の方がいいんだけど、スープがトロリとした感じになって最高さ。おっと、お湯を入れる前に卵をわすれちゃぁ困るぜ。あとは、できたらブルーシートの上で食べるってワケさ。どうだい?やってみたくなったかい?
あ、あと残った小麦粉は粉塵爆発なんかやったりして盛大に使っちゃうよ。もちろん火をおこしたときはカニを焼いて食べるのは必須さ。あとウイルソンって名前をつけたボールを持っていくのは当然だと思うがね。
んー、なんか最近のニュースとちょっと前の映画を思い出してしまった。こんなこと書いちゃったけど、あのページわりであの人情話、いつも楽しんでいます。いいドラマになるのを期待します。よろしくお願いします。