- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2005/07/06
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競馬の話しだしなぁ・・・映画館でやっている頃から見ようか見まいか迷った映画。でも違います。競馬は背景であり中心となるのは人間模様。主人公は3人の男たちになるのでしょうか。それぞれ世界恐慌や時代のあおり、息子の死などによりどん底の人生を生きていて、あるとき一頭の馬により出会います。それがシービスケット。馬の名前なのね。それからの3人の生き様の映画。しかしトビー・マグワイアってこういった雰囲気の映画にはうってつけの俳優ですね。妙にハマッてるって言うかなんていうか。
泣けてくるのは大富豪のチャールズ・ハワード(ジェフ・ブリッジス)がレッド(トビー)に死んだ息子を重ねて見ていたところがあって、非常にホロリとさせられる。こうやって見知らぬ人たちって絆を強くしていくんだろうなぁ。そのレッドの生みの父親役はこの映画でなんかいいなぁって思う。多分アメリカ人の共通的な考え方だと思うのだが、偶然でも必然でも自分の子供にただならぬ才能を感じ取ったとき(時に親バカって言いますが)取る行動がこのレッドの父親役に現れていると思う。
つまり、強いところはより強くする。また、その行動(自分を愛していてくれている事)が一家離散したレッドの心に強く残っていて腐らずに好きなことを追求させる。以前「ラブ・アクチャリー」でも感じましたが「子供の人生の節目を親が感じてどう子供に行動を取らせるか」で、結果してその行動がもし、自分が会えなくなったとしても子供に多大な良い影響を与えることになる。自分にできるかな。
非常に見ていて気分が良くなった映画でした。