arcanum_jp’s blog

おっさんの日記

レーザーカッター工作:ずん子のアクリルスタンド、もう第何弾だかわかんねぇや

どうも。ずん子アクリルスタンドアーティストとでも呼ぼうかしらとおもう自分です。

色々試したのですがなかなかよい感じには作れませんでしたが、Webを巡回していていいなと思い、今回はこちらのアクリルスタンドを見てマネしてみようかとおもいました。



多分これ、いつも目標にしているこのアクリルスタンドの人ですね・・・たぶん。

突然だけど、工夫を凝らしてオンリーワンなまどかグッズを作る職人たちに触発されて
自分でも何か作ってみたくなったんだ。
というわけで、自分の持っているアドバンテージって何かを考えた結果、
ふと目に留まったレーザ加工機を使ってのレーザ彫刻にトライしてみたよ!
普段は全然違うモノの加工に使ってるから、アクリル板に
うまくレーザ加工できるか不安だったけど、何とか完成。
外観(アクリル板の上に点描みたいな感じで画像を表現)
http://www.matomagi.com/archives/27816995.html

http://www.matomagi.com/archives/27816995.html

まず、観察します。これ、よく見るとT字型のアルミか何かを使ってますね、、しかもT字の突起は0.5mm?1mm?肉厚になっていて結構薄いです。T字型の突起に3mmのアクリルの板を固定しているのですね。ちなみに幅は200mmぐらいですかね。

多分、この構造だとLEDなどで光らせるってのではない気がするのですが、気になるのは2枚目にコードが見えるのと、3枚目に見事に光らせたものがありますね、どうやったんだろ・・・、アルミに穴が開いていれば多分下から光らせる事が出来るのですが・・・

と言うことでイメージ的にはこんな感じに作ればいいのかなとまずメモ。アルミアングル材ではT字は見つからないのでL字型を2枚張り合わせて、中央にアクリル板を挟み込むようにします。そしてその下にLEDテープが配置されるようにします。これでどうだ!


そうと分かったらとりあえず、ずん子作ります。安心して作ります。ずん子!ずんこーーー、、ず・ん・こ!とか言いながら深夜に酒飲みながら楽しく作業しています。ベクトルデータの製造工程はお顔や太ももとにらめっこしながら神経質にやるので正直家族には見せられませんね、、いつもお顔のアップをお目目とか大事な部分をどう彫ったら良いかとか冷や冷やしながら作りますが、まあ、楽しいです。


今回はににこ先生の絵のトレスから自分なりにかわいいお顔を描けたと思います。大体の作業は5時間ぐらいですがそのあとに何度も手直しするので結局10時間弱ぐらい(大げさ!)でしょうか。多いのか少ないのかはさっぱりわかりませんが楽しい時間です。



同じような商品でグラスにサンドブラスト系の処理を施す方は見ていると下のように周りに線を描いて境界をはっきりさせるようですね。境界線があるとどちらかと言うとポップな印象を受けます。これね、結構面倒だと思います。販売ベースの方はやっぱりもっと絵を仕上げているのだなと思いつつ。ちなみに下はずん子のグラスの画像をちと拝借。自分は線をシャープにしたいので、境界線は描きませんでした。


東北ずん子クリアタンブラー 紹介文
東北ずん子ちゃんを彫ったグラスです。高さ136ミリ。ずん子サイダーを飲むときはぜひ使ってね。絵は自分で描いた二次絵を使ってます。

https://booth.pm/ja/items/84019

うーん、、自分も絵が描ければなぁ・・・西田敏郎みたいな気持ちになってる。

そして台座部分はこんな風にアルミアングル材を近くのムサシに行ったりして現物を参照しながら描いていきます。DYIセンターの部材コーナーで、これはどうか?これならどう使う?うーん、、これいいけど、目的に合うかなぁとかブツブツ言いながら想像します。対象のスタンドは幅120mmとちょっと小幅にしました。これはレーザーカッターHAJIMEの彫りの時間などを考慮してです。できれば大きめのものにしたいのはやまやまですが・・・


工作はこういった、「出来るかな?」という不安定な思いを抱えつつ自分なりにこうすればいいんじゃないか?とかそういった試行錯誤が何度やっても楽しいです。モノづくり大好きな人は因果なもんよのぉと思いますが。



アルミアングル材は1mぐらいで売っていますので、それを購入してその場で切ってもらてきます(有料)その後、ドリルでビス部分に穴をあけるわけですね。これは近くの工作室を借りて行います(これも有料)部材は安いですがこの時点で加工に結構お金が飛んでいますがもう、進みだした計画は止まりません。サンクコストと言う奴を実感します。公共事業と化してきました。その公共事業を分かりつつ、日ごろウルサイ事言いながらなんだかんだ放っておいてくれるカミさんに感謝ですね。


で切ってきたずん子がこちら。今回も不幸にもHAJIMEの容赦ない斜め切りがあり頭抱えながら、1枚辛うじてできました。

こんな感じで1枚目は盛大にずん子を袈裟がけに切ってしまいました。レーザーカッターHAJIMEはイラレ→HARUKAでの転送バグがあったりして、それを踏むとまぁこんな感じで悲しみしかありません。大体これで20分ぐらいロスします。

どうやらずん子ファンが大事にする太もも、何事もなく彫れたようです。ちと線が細いかなと感じますがここは次への課題でしょう。

陰影はディザ3種類ほどですが懸念点であった0.1mmディザも彫れているようです。HAJIMEで彫れているのだからトロテックはどうでしょう?当然もっと綺麗に彫れるだろうと思います。二の腕から手にかけてがちょっと彫りが荒いですね。HAJIMEはちょっとこういう所が安定しない。後ほど見せる光を当てたモノでは問題ないのですが。もっと最高の彫りを手にいれるならトロテックになるのでしょうね・・


まず仮組してみます。まぁ、うまくはまりました。想定通りです。まずこの瞬間が楽しいですね。ワクワクしてきますし、はやく作りたいと心が躍ります。


仮組みしたまま下から光を出してみます。これはこれで良い感じがします。ランタンのようです。

ずん子アクリルスタンド爆誕

アクリルに貼ってある紙を取って完成です。



早速LEDライトをつけてみます



ちょっとアップ



ふとももーーーーふとももーーーーー・・・失礼しました・・・



実はこれ、黙っていましたが彫る前に反転するの忘れてしまいました。今回の場合右利きのずん子は反転忘れると左利きになってしまいます。これは致命的・・・アクリルスタンド、特に光る奴はきちんと絵が裏側になっていないと光の関係上、綺麗に見えないのですね。下の絵をみてください。光をつけると表側(見る人側)が彫られていると、反対側に彫った部分が反射で映ってしまいます。アホ毛部分がよく分かると思います。



なので、光るアクリル系のものは裏側に反転して彫るのです。こうすると線が綺麗に出ます。



まぁ遠巻きにみれば分からないのですが、ここは今回の失敗点で次は失敗しないぞぉ!と言う所です。まぁ、かわいいので許す



側面はこんな感じでアクリルなので光ります。ここは改善すべきだろうか?もうこれで良いだろうか・・・悩ましいです。



とまあここまで書いて、

ああ!スマホの写真じゃ光の綺麗さがうまく伝わんねぇ!

写真は青みがかっていますが、ほんのり青みがかかる綺麗な白です。いやぁ、データ上でも今回のお顔は、かわいく描けたと思いなんども見てしまいました。

誰かに見せてぇ!

とずん子片手におっさんは悶えてます。